お仕事をやりきると心にぽっかり穴があく?!燃え尽き症候群?!忙しい時だからこそ今後を考えるべき?!
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はじめに
お仕事は目的があり、それに向けておこないます。
その目的を目指して、時には我慢することもあり、時には自分の限界を超えて頑張ることもあります。
しかしこの「頑張り」の悪い影響が「燃え尽き症候群」になります。
今回は「燃え尽き症候群」について触れたいと思います。
「燃え尽き症候群」を避ける為にも、忙しい時だからこそ、その先のことを考えることも重要になります。
燃え尽き症候群とは
「燃え尽き症候群」または「バーンアウト」という言葉があります。
目的に対して、「自分の持っている力」を存分に発揮し、できる限り行動し、そして目的が達成した後、「火が消えてしまうように意欲が低下してしまう状態」です。
「燃え尽き症候群の状態」をご紹介します。
感情的な疲労
心身の疲労感が強く、無力感を感じることが多くなります。
特に、仕事を終えても疲れが取れず、週末や休暇でも十分な回復ができません。
また、感情の波が激しく、ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだりすることが増えます。
仕事へのやる気や達成感の低下
以前は楽しめていた仕事に対しても、興味を失い、達成感が得られなくなります。
仕事へのモチベーションの喪失が顕著になり、「ただ義務的に働いている」という感覚に陥ります。
仕事の効率やパフォーマンスの低下
集中力の低下や、日常業務においてミスが増えることがあります。
また、決断力が鈍り、些細な作業でも長時間かかるようになります。
創造的な解決策を見つけたり、新しいアイデアを考え出したりすることが、難しくなることがあります。
対人関係の悪化
同僚や上司、取引先との関係がギスギスしたものになりやすく、孤立感を感じることもあります。
特に、他人に対する興味や共感の感情が薄れ、冷淡な態度を取ってしまうこともあります。
職場での対人関係を避けようとする傾向が見られ、会話や協力を極力控えようとすることもあります。
自分ならできるという認知能力の低下
自分の能力に対する自信が失われ、「自分は無能だ」「仕事ができない」などという感覚に襲われます。
これが続くと、さらに意欲や自信がなくなり、仕事に対する不安が高まります。
身体的な症状
「燃え尽き症候群」は心身に影響を与え、不眠症、頭痛、胃腸の不調、肩こりなどの身体症状が現れることがあります。
また、慢性的な疲労感や体力の低下が続くこともあります。
食欲不振や過食など、食生活にも変化が見られることがあります。
逃避行動の増加
仕事からの逃避を目的とした怠慢や休職が増えることがあります。
また、過剰な飲酒や喫煙、ギャンブルなど、ストレスを一時的に忘れるための行動に依存するケースもあります。
以上、「燃え尽き症候群の状態」になります
「やっても、何も変わらないと感じる」「ぽっかり、穴が空いてしまった感じ」「何かをすることが億劫に感じる」など、「やる気が失われた感覚」になります。
長期間、このような状態が続く時は、体調に変化が現れる前にカウンセリングや専門医の診断を受けるようにしてください。
燃え尽き症候群を避ける為に
「燃え尽き症候群を避ける」為には、「忙しい時から備えておく」ことが重要になります。
「忙しいお仕事が終わる」ことにより、一生懸命に過ごした日々も終わります。
「次は何をするのか?」について、何も予定がない時に「ぽっかり、穴が空いてしまった状態」になります。
よって、このような状態を避ける為に「今後、何をやりたいのか?」をあらかじめ考えておきます。
この「やりたいこと」をおこなうことで、「ぽっかり空いてしまった穴」を塞ぎます。
一生懸命、お仕事に取り組んでいる時に、「他のことを考える」のは難しいかも知れません。
しかし「燃え尽き症候群を避ける」為には必要なことになります。
それでは「やりたいことをどのように考えるのか?」をご紹介します。
現在の自分から考える
忙しい時だからこそ「時間ができたらやりたいこと」を考えておきます。
例えになりますが「時間ができたらやりたいこと」をご紹介します。
以上、「時間ができたらやりたいこと」の例えになります。
いくつか挙げましたが、「自分が思い浮かんだこと」で問題はありません。
これらのことを「忙しい時に他のことを考えるのは難しい」と思われるかも知れませんが、忙しい時だからこそ考えるべきです。
「忙しい時」はどうしても、「他のことを考える余裕」がありません。
しかし、「他のことを考える余裕がない」と、集中のし過ぎにより、ストレスが溜まっていきます。
忙しい時でも適度に休憩時間を取り入れ、その時に「時間ができたらやりたいことを考える」と、ストレス解消にもなります。
そして、「忙しい状態から解放された時」に、すぐに行動に移せるように、イメージを膨らませておきます。
「お仕事の完了」で目的が無くなってしまった時、次は「時間ができたらやりたいこと」を目的にして、「火が消えてしまう状態」を作らないようにしてください。
過去の自分から考える
「過去の自分」を振り返ります。
そして、当時に「やりたいと思っていたこと」や「できたらと思っていたこと」について考えます。
「過去の自分が望んだこと」について、「叶えられているか?」「できるようになっているか?」になります。
「やりたいと思うこと」や「できたらと思うこと」の延長でお仕事に就いた人でも、「やりたいと思っていたことがやれているか?」「できたらと思っていたことが身についているか?」と聞かれると、「はい」と答えられるとは限りません。
「過去の自分が思い描いたこと」を振り返り、それを「これからの自分がやるべきこと」として考えるようにしてください。
未熟だった頃よりは、知識も技術も身についています。
仮に、「できていないこと」「やり残したこと」があるならば、今から「叶える為の努力」をしても遅くはありません。
未来の自分から考える
「自分の将来の夢や目標」について考えます。
これから先、「自分は何をしたいのか?」、半年先や1年先のことはイメージできると思いますが、5年先のことは意外に不明確です。
しかし、「分からない」と言うことは「変われる」と言うことでもあります。
「夢や目標に必要な行動」を考えてください。
例えば、「情報」が必要になります。
そして、その「情報」に基づいて「計画」を立てる必要があります。
そして、「計画」に沿って「実践する」ことになります。
「自分の夢や目標」について、「どのように情報を収集するのか?」「どのような計画を立てるのか?」「どのように実践していくのか?」、この流れを想像するようにしてください。
以上、「やりたいことをどのように考えるのか?」についてとなります
お仕事が終わりを迎えた時、通常は「次のお仕事の開始」になります。
「燃え尽き症候群」は、この「次のお仕事に影響が出る」ことになります。
これを避ける為に、「やりたいことに向けて、思考と行動を続ける行為」になります。
とはいえ、目的は「過労」ではありません。
よって、忙しい日々が終わりを迎えた時、できれば「長めの休暇の取得」をおこない、心身ともにリフレッシュして、「疲労を消す」ようにしてください。
とは言え、「どうしても、考えられない」「どうしても、見つからない」、それならば仕方がありません。
過去にも、現在にも、未来にも、自分の「やりたいこと」が見つからない場合になります。
その状態で「忙しい状態から解放された時」、やる気がおきず「ただボンヤリと毎日を過ごしてしまう」ことになります。
しかし、「どうしても、考えられない」「どうしても、見つからない」、それならば仕方ありません。
ただし、「ボンヤリする期間」は決めるべきです。
長くても3ヶ月です。
しっかりと「ボンヤリ」してください。
そして、「ボンヤリしている」間でも、「自分が興味を持てること」を探すようにしてください。
パソコンでも、スマホでも、テレビでも、電車の中吊り広告でも構いません。
「ボンヤリ」と眺めて、そして「自分がやりたいことはないか?」について「ボンヤリと想像」してください。
「ボンヤリする期間が終了」した時、興味がなくても、取りあえず何かを始めるようにしてください。
まずは、「ボンヤリを終わらせることが重要」になります。
simacatより一言
お仕事で「忙しい時」と「暇な時」では、かなりのギャップを感じます。
忙しい時は、時間が経つのも分からないくらい、あっという間に1日が終わってしまいます。
しかし、この状態に慣れてしまうと、「ワーカホリック」になる危険があります。
「ワーカホリック」とは、「仕事に意識を集中しすぎて、自分の健康や趣味よりも仕事を優先してしまっている状態」を指す言葉になります。
英語の「Work(仕事)」と「Alcoholic:アルコーリック(アルコール中毒)」を組み合わせた言葉で、日本語では「仕事中毒」という意味になります。
「お仕事に意識を集中する」ことは悪くありません。
しかし、「自分の健康や趣味よりも仕事を優先してしまっている」という点が問題になります。
お仕事とプライベートについて「適度なバランスを維持する」ことが重要になります。
時々、「ワーカホリック気味の人」を見かけます。
これが「上司や管理者、先輩」などだと「厄介な存在」になります。
「ワーカホリックの定規で物事が判断される」為です。
このような場合は、しっかりと「自分の状態を報告する」必要があります。
無理のない状態でお仕事に従事するようにしてください。
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