お仕事の教え方が下手?!なかなか覚えてもらえない?!教え方の工夫をご紹介?!
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はじめに
お仕事を教える事に悩んだ事はないでしょうか?
「教えられる相手」が想定通りに覚えてくれないと、「教え方」について悩んでしまいます。
この時に注意をして欲しい事が、「教える人も教えられる人も悪くない」という事です。
どちらも、責任感を持って教え、そして教わっています。
しかし、人が物を覚えるというのは、「難しい事」であるのも理解をするべきです。
「難しい事」をしているのだから、「教えられる人が想定通りに覚えてくれたら、ラッキー」と考えるべきです。
とはいえ、「教えられる時間」にも限りがあります。
ずっと、教え続ける事はできず、逆に、できるだけ早く、独り立ちしてもらいたいところとなります。
そんな考えから「焦り」を感じる事となりますが、これが、お仕事を教える上では「逆効果」となってしまう事があります。
今回は「お仕事の教え方」について触れたいと思います。
お仕事を教える立場となった時の参考にして頂ければ思います。
お仕事の教え方
「お仕事の教え方」で重要な事は、「教えられる人が理解しやすい形」とする事です。
最近は、「教え方」もマニュアル化されている場合があります。
この「教え方のマニュアル」により、「教えられる人が理解しやすい形」が無視されてしまう場合があります。
「教えられる人が理解しやすい形」とは、「教えられる人に合わせる」という考え方となります。
例えば、「マニュアルがあるから、それを読んで、その通りにやれば良い」という教え方があります。
しかし、「読む事が苦手な人」は、マニュアルを読むのに時間がかかったり、理解をするまでに時間がかかったりしてしまいます。
それなら、マニュアルを読む事よりも、実際に作業をしながら教えるほうが、「教えられる人が理解しやすい形」となるかも知れません。
逆に、「読む事が得意な人」は、マニュアルを読んでお仕事を覚えるほうが、短時間で理解をする事ができるかも知れません。
このように、人それぞれ「得意な覚え方がある」事を理解するべきです。
しかし、そこで生まれる問題が、「教える人の労力」となります。
マニュアルを読んで覚えてもらうだけなら、「教える人の労力」は少なくて済みます。
実際に作業をおこないながら教えると、「教える人の労力」は大きくなります。
この部分が、「お仕事の教え方が下手」と感じてしまう部分となります。
しかし、本当に気にしなくてはいけないのは、「教えられる人の理解」となります。
もちろん「教える人の能力」や「教えられる人の能力」はあります。
それぞれの能力が優れている人同士が組み合わさった時、あっという間に「独り立ち」となるかも知れません。
とはいえ、それは、それです。
いつまでたっても「独り立ち」できないからといって、「教える人」「教えられる人」、それぞれの能力を疑うよりも、「教える工夫」を考えるべきとなります。
この「教える工夫」により、「教えられる人が理解しやすい形」となります。
教える工夫
「教える工夫」とは、「教えられる人が理解しやすい形」とする事です。
「教える工夫」を考える時、はじめに「教える内容」を共有する必要があります。
これは、「お仕事の概要」「お仕事の目的」の部分となり、本に例えると「目次」となる部分です。
この「目次」が必要な理由は、「教えられる人」が「事前に何を教わるのかを知る事」となります。
もちろん、「お仕事の概要」「お仕事の目的」など、「教えられる人」が意味が分からない場合もあります。
この場合は、作業を教える前に、理解をさせる必要があります。
そして、これから「何を教わるのか?」が分かったあとに、「教えられる人が理解しやすい形」を聞く必要があります。
「聞けばいいだけなの?」と思われるかも知れません。
もちろん、「教えられる人」と多くのコミュニケーションをとり、知っていく事も重要です。
しかし、聞いて分かるなら、その方が時間の節約になります。
とはいえ、ほとんどの場合は、「分からない」と答えられます。
その場合は、「教える人が考える中で一番簡単で簡素な説明のやり方」を心掛けてください。
具体的な例を挙げます。
- できるだけ少ない言葉で説明を減らす
- メモはとらせるのではなく教える人が教えられる人と一緒にとる
- 絵も利用し教えられる人と一緒に描く
- 教えられる人が質問しやすい状況を作る
- 教えられる人に整理の時間を与える
- 教える人が一方的に説明するだけとならないようにする
- 教える人は前向きでいる
- 教える人は焦らずイライラせず落ち着いた姿勢でいる
- 教える人は教えられる人に対して覚えた事の確認と評価をする
そして、「教えた事」については、いつでも復習をできる状態にさせてください。
できるなら、「教えた事」を家に帰ってからも、目を通せる事が望ましい状態です。
とはいえ、最近では情報漏洩の観点から、「お仕事に関係する情報は社外に持ち出さない」というルールがある会社も珍しくはありません。
この場合、「情報漏洩に値しない情報」、もしくは「一般的な社会常識の部分」のみを抜き出す必要があります。
これらについては、必ず「教える人」が判断をするようにしてください。
「教える人」も判断ができない場合は、上司や管理者に確認をしてください
「教える工夫」としましたが、もちろん「教えられる人にも工夫」を求める事は悪い事ではありません。
この場合は、「教える人」と「教えられる人」とで相談をして、「教えられる人が理解をしやすい形」を一緒に考えるようにしてください。
お仕事を教える時、「教える人」も「教えられる人」も、一方通行にならない事が、重要となります。
simacatよりひとこと
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「教える」「覚える」などで検索をして、ご覧いただけると幸いです。
お仕事を教える時、気をつけたいのが、「社会人になりたての人」と「転職をされた人」との違いとなります。
「転職をされた人」は、社会人としての経歴がある為、「前職との考え方やルールの違い」も「教える事」に含まれます。
したがって、「転職をされた人」の場合、はじめにおこなう事は、「聞き取り」となります。
「お仕事」についてのお話しの前に、「前職での経験」や「前職との違い」について、お話しをうかがってください。
これは、「すでに知識として身についている事は教える必要がない為」となります。
「教える事」の無駄を省く意味でも、事前に確認をおこない、教える内容を検討するようにしてください。
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