どうなのリモートワーク?!変化点?!負の側面?!在宅勤務は自己管理が大切?!出社するほうが楽?!
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はじめに
働き方改革をはじめ、さまざまな社会的な情勢から、リモートワーク(在宅勤務)の実施をおこなう会社が増えました。
通勤ラッシュからの開放や、通勤時間の有効利用など、さまざま良い点があり、一見すると夢のワークスタイルのように感じられます。
企業側も、交通費や作業スペースの削減などのメリットがあります。
また、今までは「勤務時間」と「成果」の二つを管理していましたが、「成果の管理」のみに絞る事ができる為、管理作業の低減にもなります。
今回は「リモートワーク(在宅勤務)」について触れたいと思います。
実際に家でお仕事をする事のイメージを掴んで頂ければと思います。
また、気をつけるべき点の参考にもして頂きたいと思います。
家でのお仕事
「在宅勤務になる事の主な変化点」をご紹介します。
通勤時間
通勤時間が不要になります。
例えば、今まで30分、60分、もっと多くの時間をかけているという人もいるかも知れません。
この時間が不要となります。
よって、睡眠時間を増やす事も可能ですし、ゆっくりと朝食を摂る事もできるようになります。
朝の情報番組やドラマなども、ゆっくりと観る事ができるようになります。
「朝」という限られた時間をストレスなく、過ごす事ができます。
始業
就業時間を迎えると、「お仕事の開始」になります。
しかし、誰からも何の合図もありません。
よって、「自分で意識してお仕事を始める」必要があります。
自宅でのお仕事なので、誰からも何も言われません。
自分のペースでお仕事を進める事ができますが、逆に自己管理が重要になります。
休憩
お仕事に集中し過ぎて、少し疲れてしまった時は、休憩をとります。
短時間の休憩ならば、ほとんどの職場で認められています。
自宅であれば、近所を散歩しても良いですし、軽くシャワーを浴びても問題ありません。
リフレッシュして、再度お仕事に集中する事ができます。
あと、ほんの数分であれば、横になる事もできます。
職場ではできない休憩スタイルが、自宅であれば気軽におこなう事ができます。
お昼
職場で働いている時は、お弁当を持参したり、コンビニで食品を買ったり、外食をしたりと、自由に満喫していたと思います。
自宅でお仕事をする場合でも、その辺りは変わりません。
自炊の人は、お弁当に詰める作業やお弁当箱を洗う手間がなくなります。
コンビニや外食の人は、お金については、あまり変わりはないと思いますが、混んでいる時間を避ける事が可能になります。
終業
お仕事の終わるタイミングになりますが、リモートワークの場合、ここが一番難しい部分になります。
職場でお仕事をしていた時は、「始業時間」「お昼」「終業時間」は定められていました。
しかし、リモートワークとなると、この定めがなくなるか、緩くなる為、「成果主義」の色が濃くなります。
よって、基本的にはその日に予定しているお仕事が終わるまでは「終業」する事ができません。
「どのような予定にしているのか?」によりますが、リモートワークをおこなう時は「予定の立てかた」にも気をつける必要があります。
以上、「在宅勤務になる事の主な変化点」になります
家でお仕事をする時のイメージが掴めたと思います。
しかし、「リモートワーク」をおこなうと、さまざまな現実に直面します。
いくつか「リモートワークの負の側面」をご紹介します。
実は柔軟な働きかたが難しい
会社やチームのスケジュールに合わせる必要があり、業務時間が定まっていないことが逆に負担となる事があります。
また、自由度が高いが故に、労働時間が曖昧になり、常に仕事をしている感覚に陥ることも多くあります。
生産性の低下
自宅での集中力を維持するのは難しく、家族や家事、外部からの邪魔が多くなる事があります。
また、自己管理が難しい人は、仕事の進捗が遅れることもあります。
この為、明確なタイムマネジメントが必要になります。
コミュニケーションの限界
オンラインでのコミュニケーションには限界があります。
細かなニュアンスや感情を伝えるのが難しく、誤解やコミュニケーションミスが発生することがあります。
特に、リモート環境では非言語コミュニケーション(表情やボディランゲージ)の重要性を意識させられます。
ワークライフバランスの低下
プライベートと仕事の境界が曖昧になり、仕事と休息のメリハリが失われるケースが多くなります。
また、常にオンライン状態でいることを求められるプレッシャーもあり、結果的にストレスが増えることもあります。
生活コストの増加
自宅の水道光熱費が増えます。
また、人によってはインターネットの費用が増えてしまいます。
そして、快適な仕事環境を整えるためにデスクや椅子、モニターなどの設備投資が必要になり、思った以上にコストが増える事もあります。
以上、「リモートワークの負の側面」になります
「リモートワーク」は「自由にお仕事をおこなえる」というイメージがあります。
しかし、実際は「通信状態」や「カメラ」などで監視される場合もあります。
それならば、「会社に出社したほうが、気が楽という人」もいます。
このあたりは会社により、さまざまとなります。
「リモートワーク」をおこなう事になった時、「リモートワークの負の側面」も踏まえて、上手にお仕事ができるように、また負担にならないように、やりかたを工夫するようにして下さい。
リモートワークの注意事項
一般的な「リモートワークの注意事項」のご紹介になります。
明確な時間管理
自宅で働くと、仕事と生活の境界が曖昧になりがちです。
仕事時間と休息時間を明確に設定し、オン・オフの切り替えを意識することが重要です。
また、タスク管理や進捗の見える化ができるツール(例: Toggl、Trello)を活用し、計画的に業務を進めることが効果的となります。
コミュニケーションの工夫
リモートワークでは対面での会話が減るため、積極的な報告や連絡が必要です。
チャットツール(例:Slack、Teams)やビデオ会議ツール(例:Zoom、Google Meet)を活用し、同僚や上司とこまめにコミュニケーションを取るようにしましょう。
メールやチャットでは、表情やトーンが伝わりにくいため、意図しない誤解が生じることがあります。
明確で丁寧な文章を心がけてください。
快適な作業環境の整備
長時間の作業を快適におこなう為には、適切な作業環境が欠かせません。
背もたれのある椅子や適切な高さのデスク、快適な照明を揃えることで、作業効率を高める事ができます。
また、生活空間と仕事空間を分け、できる限り、「お仕事に集中できる環境」を整えるようにしてください。
なお、「仕事に集中できる環境の整備」の為に、「高額な費用負担」が発生しないように気をつけて下さい。
セキュリティ対策
自宅のWi-Fi環境が職場ほど安全でない場合があります。
VPN(Virtual Private Network)を使用して、会社のネットワークに安全にアクセスすることや、ウイルス対策ソフトを最新に保つようにして下さい。
そして、強力なパスワードを使用し、定期的に変更する習慣を持つことが重要です。
二要素認証を活用することでセキュリティの強化が可能です。
自己管理の徹底
リモートワークでは、上司の監視が少ないため、自発的にタスクに取り組む姿勢が求められます。
計画的に業務を進め、問題が発生した場合は早めに相談するようにしてください。
また、自分の進捗や成果を自己評価し、定期的にフィードバックを求める事が、リモートワークでもおこなえる自己成長の為の行動になります。
メンタルヘルスのケア
リモートワークでは孤独感やストレスが増えることがあります。
定期的に同僚と連絡を取ることで、精神的な健康を保つ事が大切です。
そして、長時間働き続けるのではなく、定期的に短い休憩を取ることで、集中力を維持するようにしてください。
以上、「リモートワークの注意事項」になります
リモートワークを成功させるには、「セルフマネジメント」と「コミュニケーション」をしっかりとおこなう事が鍵になり、「リモートワークによる悪い影響を防ぐ」為には必要な事柄になります。
仮に、「自己管理ができないという人」は逆に出社するほうが、心の負担が減る場合もあります。
このあたりは上司や管理者と相談するようにしてください。
simacatより一言
「在宅勤務」になると、横でお子様に勉強などをさせて、一緒に過ごす事も可能になります。
そこで、忘れてはいけないのが「情報漏洩」になります。
パソコンを利用してお仕事をおこなう時は、お子様であっても「画面を見せない」「パソコンに触れさせない」、このような意識が重要になります。
くれぐれも、お気をつけ頂きたいと思います。