【新卒の就活】内定式後の内定辞退はできるのか?!内定式の内容と内定辞退が可能なのかをご紹介?!
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はじめに
多くの企業では、内定を出した学生の皆さん向けに「内定式」というイベントがあります。
内定式に参加する事で「その企業で働くなくてはいけない」と考えてしまう人も少なくありません。
今回は内定式の「目的」「内容」「内定式後に内定辞退は可能なのか?」について触れたいと思います。
内定式と耳にし、緊張してしまう人がいるかも知れませんが、その緊張をほぐして頂ければと思います。
内定式
「内定式」とは企業が内定した学生向けにおこなうイベントで、「正式な内定通知書を渡す式典」となります。
目的
大きな目的としては「学生の皆さんの入社意欲を高める事」と「同期の顔合わせ」となります。
内定を頂いてから入社までの間で、長い人だと1年ほどの期間が空いてしまいます。
するとなんとなく実感が薄れてしまいます。
このような事を防ぐ為に「内定式」がおこなわれます。
この内定式には会社の上層部の人も参加するので、「会社の偉い人」を間近で見て知れるチャンスでもあります。
また、「同期となる人」を知る事もできます。
「内定式」で知り合いとなり、入社までの間で親睦を深めておくことにより、入社後も「心の支えとなる存在」になるかも知れません。
内容
内定式の内容は企業により様々な形式で行われますが、主に内定通知書を渡し、社長や経営陣が挨拶をして、そして食事会などをおこなう企業が多いようです。
企業の中にはそれぞれの個性を生かしたレクリエーションをおこなう事もあります。
内定通知書の授与
内定通知書は社長や経営陣から渡される事が多く、企業のトップの人が手渡しでおこないます。
ほとんどの企業で一人づつ内定通知書を渡す為、内定者の人数が多いとそれだけ時間のかかるイベントとなります。
気が抜けて寝てしまい、自分の名前が呼ばれているのに気が付かない事が無いようにして下さい。
社長や経営陣の挨拶
社長や経営陣の挨拶の内容は、「企業が置かれている状況や今後の狙い」「内定者に期待している事」が一般的となります。
基本的に学生に不慣れな人がお話しをするので、表現が難しかったり古かったりと、聞いていて眠くなるかも知れませんが、しっかりと耳を傾け記憶に留めておくようにして下さい。
理由は、「自分が企業に入り何をすべきか?」が分かる為です。
食事会
「懇親会」や「親睦会」とも言われています。
食事会には実際に働いている先輩社員も参加する事が多くあります。
よって、自分のまわりにいるのは、その企業の先輩や同期となり、今後一緒に働く人たちとなります。
食事をしながら気軽にお話しをする場ではありますが、あまりハメを外さないように気を付けてください。
先輩からのお話しを聞ける場なので、入社までに勉強をしておいた方が良い事など、聞き出してみるのも悪くはありません。
レクリエーション
内容は企業によって様々となるので何をするのかは不明です。
ゲームかも知れませんし自己紹介かも知れませんし、あるいは質問会かも知れません。
しかし目的は内定者同士もしくは先輩社員との交流となるので気負う必要はありません。
このレクリエーションは「仲間意識を芽生えさせる事が目的」と考えてください。
内定式はいつ頃?格好は?
内定式は10月1日以降に行われます。
これは日本経済団体連合会の倫理憲章で定められており、これを遵守する形となっています。
内定者の皆さんには事前に日付や時間の案内が届いている筈なので、そちらに従う形で問題はありません。
また服装についてはスーツが基本です。
「軽装でお越し下さい」と書いてあってもジーパンなどは控えるべきです。
事前に会社説明会などで企業の職場を見学した時に、職場の皆さんがTシャツにジーパンなどのラフな格好でお仕事をされていたからといって、本当に軽装で行くと思わぬ恥をかきます。
「軽装」と書いてあってもスーツのネクタイを外す程度に留めて置くのが無難です。
この時のシャツはエリがボタンダウンになっているとネクタイを外しても、だらしなく見えないのでお勧めします。
内定式後の内定辞退は可能?
「内定式」に参加後、諸事情により「内定を辞退」したいと考えた時となります。
内定式の実態は企業側の囲い込み
内定式は「最終的な意思の確認」と思われがちですが違います。
その企業に「入社する意識を内定者に高めていただく事」が目的となります。
したがって、実態は「企業の内定者の囲い込み」となります。
とはいえ、内定を頂いた企業に対して「本当に働けるのだろうか?」と不安を抱いている人もいるかも知れません。
内定式はこうした不安を抱いている人に「安心感を与えるイベント」と考える事もできます。
内定式出席後の辞退は可能
前述の通り、内定式はあくまでも「形式的なイベント」なので内定式後に内定を辞退する事は可能です。
ただし、しっかりとした理由を持ち、それを企業側が理解できるように説明をする必要があります。
内定の状態では、まだ雇用関係がありません。
しかし内定とは「企業と交わした約束」となります。
企業は入社を希望する人たち一人一人に時間をかけ、お金をかけています。
それは入社を希望している人たち一人一人に先行投資をしていると言えます。
よって辞退をするならば、しっかりと説明し企業側に理解をして頂く事が重要となります。
simacatから一言
内定式に参加する事により、内定者の意識は高まります。
そして実際に企業に入社するイメージを持つ事ができます。
そのイメージにて、今後、自分が入社をする企業について考えて頂きたいと思います。
内定式に出席後の辞退についてですが、例えば「一番入社したかった別の企業から内定を頂いた時」などとなります。
この時、すでに内定式に出席をしてしまったので諦めますか?
もし、諦めたくない気持ちがあるならば、内定式に出席した企業に対して誠心誠意、気持ちを伝えてください。
前述の通り、内定式に出席をしたからといって雇用関係はまだ発生していません。
しっかりとした意思を持ち、誠意を示せば理解をして頂けるはずです。
お仕事は人生を大きく左右するものなので、後悔がないようにして頂きたいと思います。
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