無自覚の悪とは?そうならない為に行動するべき事とは!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
皆さんは「無自覚の悪」もしくは「無自覚の悪意」という言葉をご存知でしょうか?
「自覚のある悪」よりも始末が悪いのがこの「無自覚の悪」です。
あまり聞かない言葉ですが、人生で一度くらいはこういう方と接した事はあると思います。
「本人に悪気はない」という事です。
今回は「無自覚の悪」について投稿したいと思います。
無自覚の悪とは?
「無自覚の悪」とは「本人に悪気はない」という事です。
「無自覚」とは気付いていない、感覚がない、意識がないという事です。
つまり、「無自覚の悪」によって、他の人が傷付いてしまっても「無自覚の悪」を行う方は悪いとは思っていません。
むしろ、「善意」と考えている可能性があります。
「自覚のある悪」は悪い事をしている自覚があって、悪事を行なったり悪意を持ったりします。
少なからず意識があって、行う悪なのです。
しかし無自覚という事は、それを当たり前に行なったり、考えたりする事です。
罪の意識も、良心の呵責もありません。
実に恐ろしい行動なのですが、相手によっては、自分もその様な行動をとっているかも知れないのです。
思い当たりませんか?
人の時間を奪う方
学業でも仕事でも、人に尋ねる事があります。
しかし、人に尋ねると言う事は、その人の時間を奪う事に繋がる可能性があります。
学業や仕事は人に教える事によって、更に理解が深まる事が多いので、聞く方も聞かれる方もメリットのある関係となります。
無駄話しであっても、尋ねる相手がストレス解消などのメリットがあるなら、問題はありません。
しかし、この関係が崩れて、尋ねる方が一方的になり過ぎると、尋ねられる方は何の得もない状態となり、ただ時間を浪費しているだけとなってしまいます。
人に尋ねる際は、自分の中である程度のまとめを行い、ポイントを絞り、相手の時間を奪い過ぎないように工夫をしましょう。
そして、お礼を忘れないようにして下さい。
尋ねる方が一方的になり過ぎると、尋ねられる方は何の得もない状態となり、ただ時間を浪費するだけ
気がついたら人を責めている方
人を責める行為は、「責められている人が間違っている」と思っているからとる行動です。
そして、責められている方は「何を責められているのか」を理解できないまま、一方的に責められてしまっているのです。
何故でしょう?
学業や仕事では規則があり、それを逸脱する事ばかりしているという理由なら分かります。
しかし、そうした規則から逸脱している訳でもなく、ただ考えが気にいらないから、責めてしまう様な行動に、心当たりはありませんか?
自分の考えと他人の考えは違うのが当たり前です。
微妙なニュアンスの違いなど、全てを理解する事は不可能です。
どうしても責めてしまう方は、「何が気にいらないのか?」を自分自身で整理をしましょう。
そして「責める」という行為は、「相手に改善を要求する行為」だと考える様にして下さい。
その上で、「何をどの様に改善して欲しい」のかを明確にするのです。
しっかりと、相手に理解して貰える様に心掛けてください。
ただ考えが気にいらないから責めてしまう
自分は常に正しいと考えている方
人を責める行為にも似ているのですが、「正しいのは常に自分」と考えている方は注意が必要です。
「正しい事」は周りの状況によって、変化する物なのです。
それにも関わらず、自分の物差しだけで「正しい事」を判断し、自分の思い通りにならないと、周りの人に対して腹を立ててしまうのです。
周りの方は、目まぐるしく変化する「正しい事」を判断し、その結果で発言や行動をしているのですが、その行動に対して腹を立てられても、どうする事もできません。
自分の今までの経験や勉強をしてきた「正しい事」だけを正解とせず、柔軟に周りの方が判断した「正しい事」を含めて、判断をする様にしましょう。
自分の物差しだけで「正しい事」を判断し、自分の思い通りにならないと、周りの人に対して腹を立ててしまう
どうすればよいのか?
人によって考え方は異なります。
まずはその事を理解しましょう。
自分勝手とならず、妥協せず、お互いのメリットを考える事が重要です。
その際の注意事項として、決して負の表現を使わない事です。
- 怒らない
- 相手を否定しない
- 自分の考えだけが正解と思わない
- 拗ねて自分を閉ざさない
- 卑屈にならない
しかし、相手に理解をされないからといって、諦める必要はありません。
丁寧に自分の思いを伝える事は、決して悪い事ではないのです。
冷静に相手の事も考えた行動や行為により、メリットが生まれる結果となれば、そこに「悪」は存在しません。
simacatから一言
自分も誰かに、「無自覚の悪」に繋がる行動や行為をしているかも知れませんが、自覚が無いので知る事ができません。
そうはならない為に気を付ける事しか出来ないのですが、その考えが重要だと思う様にしています。
例えば家族に対して、例えば友人に対して、「様々な人との接し方」について見つめ直すキッカケとなれば幸いです。
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