仕事を1日で辞めるってどうなの?!辞める側の考えと辞められる側の考えとは?!
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はじめに
正社員でもアルバイトでも、1日で辞めてしまう人がいます。
最近では、1日はおろか、未出勤のまま、辞めてしまう人もいるくらいです。
現代では、辞める事は、それほど大きな問題ではないのかも知れません。
しかし、お仕事には、正社員でもアルバイトでも、「雇う側」がいます。
この「雇う側」は、「辞められる側」となります。
「辞める」と思うのは「自分」ですし、それを止める権利は、他の誰にもありません。
しかし、そこには「辞められる側」が存在する事を忘れないでください。
「辞める側の考え」については、「一般的な考えと行動」、「辞められる側の考え」については、「雇い主の考え」について、触れたいと思います。
辞める側の考え
辞める側の考えで、「辞める理由」という物があります。
そこで働く事が決まった後に、「後悔や不安」を感じた場合などです。
例えば、引っ越し屋さんなどの重労働のアルバイトなど、不安を感じる場合があります。
「やっぱり、自分に重労働は無理だ」と考え、初出勤の前から、辞退をするなどです。
もちろん、正社員であっても、このように「自分の能力では無理」と考えるケースはあります。
また、「他にやりたい事が見つかった」「他に行きたい会社ができた」など、「自分の気持ちや待遇を優先させたい場合」も、あると思います。
もし、こうした理由ならば、なるべく早く、会社やバイト先の担当者の人に、打ち明けるようにしてください。
くれぐれも、なにも言う事なく、「バックれる行為」は、しないでください。
もちろん、実際に勤務が始まり、数時間、数日間、お仕事をした結果でも構いません。
「自分の気持ちに正直になり、それを伝える事」は、どのタイミングでも必要な事となります。
そして、すこし厄介なのが、「実際に職場をみて、嫌になった」「実際に上司や先輩などをみて、嫌になった」「実際に働いてみて、嫌になった」などです。
これらは、「実際に働く体験を通して、分かった事」となります。
「はじめは不安もありましたが、職場で働く体験をした結果、改善した」というケースもありますが、残念ながら「嫌になるケース」の方が多くあります。
「辞める」と考えるまでに、時間や労力を使い、なによりも「心が折れている状態」になっていると思います。
この場合も、無理や我慢をしないで、上司や管理者に、気持ちを打ち明けてください。
そもそも、その「上司や管理者が嫌」な場合、「なるべく上役の人」や「先輩」に相談をして、伝えて頂きましょう。
辞める事となっても、働くことに手を抜く事がないように、気をつけてください。
また、次のお仕事についても、考える必要があります。
なお、辞めたい理由が「自分のワガママではないのか?」「自分は非常識ではないのか?」など、考える場合があります。
それはそれで、「どのような事柄について不満を感じたのか?」は、考えるべき事です。
これは、今の勤務先を辞めた後、この「不満を感じた事柄が、存在しない職場」が、次のお仕事の条件となるからです。
しっかりと考え、「自分を分析」してください。
辞められる側の考え
「辞められる側」ですが、「辞めるなら早い方が良い」と、考える場合が多くあります。
ここでは、便宜上、「辞める側」が「新人」で、「教育を受ける人」となり、それを教育する「教育者」が、勤務先の先輩とします。
「新人の教育」には、「教育者の時間」を必要とします。
この「教育者の時間」は、成果を出していないにも関わらず、「賃金が発生する」という事となります。
そして、教育を受けている間であっても、「新人」に対して、「賃金」が発生します。
この「賃金は費用」となります。
「新人」も、「教育者」も、「費用が発生」し、この費用は「新人教育にかかる費用」となります。
会社は、「利益を生み出す事が目的」です。
「新人」が一人前となり、「利益」を出し、いずれは、この「新人教育にかかった費用」を回収し、さらに「利益」を上げ続けていく事を会社は想定しています。
そして、「新人教育にかかる費用の回収」は、「新人教育にかかる費用が発生しなくなるまで」の期間となります。
例えば、「新人の教育」が1日で終わっても、3ヶ月で終わっても、実際のお仕事に入ったあと、経験の乏しさから、作業に時間がかかったり、先輩の指導や教育があります。
よって、しばらくの間は、「利益」よりも「費用の負担」の方が大きくなり、これも「新人教育にかかる費用」と言い換える事ができます。
「新人教育にかかる費用」は、「新人が一人前」になるまで発生し続けます。
「一人前」とは、「新人教育にかかる費用が、発生しなくなるまで」となります。
そこから、会社は「新人が稼いだ利益」にて、「新人教育にかかった費用」を少しずつ、回収していきます。
このように、「新人教育にかかる費用」が回収できるまでは、時間が必要となります。
「新人」が1日で辞めた時は、それだけ「新人教育にかかる費用」が少ない状態となりますし、「新人が一人前になる直前」で辞めた場合は、「新人教育にかけた費用」が大きくなっているのですが、それが、完全に回収できない事となってしまいます。
なお、正社員でもアルバイトでも、面接など「採用に関する作業」があります。
これも、「新人教育にかかる費用」となりますので、実は未出勤であっても、費用は発生している事を覚えておいてください。
simacatより一言
「無出勤で辞める」「1日で辞める」「突然辞める」など、「辞め方」にも色々とあります。
ここで心配されるのが、「訴えられる事」だと思います。
これは、「絶対に訴えられないから、大丈夫」とか、「絶対に訴えられるから、覚悟をしておく事」など、確約した事はいえません。
とはいえ、それに怯える必要もありません。
重要な事は、「雇い主に、自分の正直な気持ちを伝える事」です。
まずは伝え、「訴えられる事」はその後となります。
仮に、「雇い主から、訴える」と言われた場合は、「厚生労働省:おしごとアドバイザー」にご相談ください。
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