脳に適度な刺激を与える方法とは?!お仕事を始める前に脳の準備運動をおこなおう!!
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はじめに
運動をはじめる時、準備運動が必要だといわれています。
これは、急に体を動かすと、筋肉やスジにダメージを与え、その結果、転倒などによる怪我をしてしまう可能性があるからです。
準備運動とは、体の筋肉やスジを伸ばすストレッチを行い、体の柔軟性を高めると共に、これから運動をはじめる事を体に知らせます。
「脳」も同じです。
急に、難しい問題や複雑な事を考える事はできません。
「脳を動かす」為には、「脳の準備運動」が必要となります。
「脳の準備運動」とは、「脳に適度な刺激を与える」事です。
その「刺激」により、脳が動き始めます。
朝、お仕事を始める時、頭が動き始めるのに、時間がかかってしまう事はないでしょうか?
「寝不足や疲れが原因」となっている場合がありますが、「頭が働かず、気が付いたら午前中が終わってしまった」などという場合、その結果が残業につながり、寝不足や疲れを蓄積させていく悪循環となります。
実は、「頭を使う難しい作業ほど、午前中に行う方が効率が良い」とされています。
「脳の力に頼る、考える作業は午前中」、「脳の力に頼らない、単純作業は午後」が望ましい事となります。
したがって、「午前中の時間をどれだけ有効に利用できるか?」が、「1日の作業効率向上のポイント」となります。
お仕事が始まった時から、「脳の力に頼るお仕事」ができるように、「脳の準備運動」として、「脳に適度な刺激を与える」方法をいくつかご紹介を致します。
運動
「運動」は脳に適度な刺激を与えます。
「運動」は、「体に対する刺激」となりますが、「脳」に対しても刺激を与えています。
これは、「血流」が関係しています。
「運動」をする事により、「血流」が良くなり、「脳」に酸素や栄養が行きわたり、活性化されるからです。
注意点ですが、「脳に適度な刺激を与える」事が目的となるので、「頭がくらくら」する程のハードな運動は逆効果となってしまいます。
個人差はありますが、ウォーキングやスローペースのジョギングなど、汗が額に、にじむ程度にしましょう。
なお、お仕事の前の運動に抵抗がある人は、職場まで遠回りをして歩いたり、階段を使うなど、「とりあえず体を動かす」事を意識してください。
意識をするだけでも、運動量に違いが出てきます。
簡単な問題をとく
簡単な問題をとく事も、脳に適度な刺激を与えます。
「具体的にどの様な問題が良いのか?」となりますが、一番、お手軽な物が「脳トレといわれているゲームや本」となります。
ネットでも、アプリでも、本でも、なんでも良いので、お仕事を始める前に軽く問題をといてみましょう。
ただし、ハマり過ぎには、ご注意ください。
その他の「脳に適度な刺激を与える方法」として、「家計簿」も良いと思います。
前日に利用したお金を書き出して、計算を行います。
この計算が、「簡単な問題をとく」事となります。
「家計簿」は、頭を動かし、手を動かすので、「脳に適度な刺激を与える方法」としても優れていますし、自分のお金の管理も行えるので、一石二鳥となります。
そして、少々ハードルが高くなるのですが、「自分の作業実態の把握」も面白いと思います。
これは、自分が作業したお仕事の時間の実績管理となります。
お仕事をおこなうたびに、記録をする必要があるのですが、「どのお仕事に、どれだけの時間がかかったのか?」を集計する事により、「自分の得意なお仕事」や「自分に不得意なお仕事」を知る事ができますし、「特定の作業にかかった時間の推移」を知る事で熟練度を理解する事ができます。
個人的な意見で恐縮ですが、「脳トレのたぐいのゲームや本」は行った後に、何も残りません。
「家計簿」や「自分の作業実態の把握」は「残る物」となります。
「脳に適度な刺激を与える方法」のご紹介ですが、できれば「残る物」がある方法を選ぶ事をおすすめします。
読書
読書は、想像をする事により脳に適度な刺激を与えます。
文字を読む事に抵抗を感じる人は、少なくはないと思います。
そのような方には、不向きな方法となります。
読書は、文字を読み、頭にいれて、解読をし、想像をする行為です。
それら全てが、「脳に適度な刺激を与える方法」となります。
なお、ニュースなどではなく、物語りなど「情景を想像できる物」が、おすすめとなります。
また読書は、現実逃避というストレス解消の手段としても利用する事ができます。
考える事が脳に適度な刺激を与える
考える事が脳に適度な刺激を与えます。
「簡単な問題をとく」や「読書」は、考える行為となります。
もし、「脳に適度な刺激を与える方法」を見つける事ができない時は、その方法を見つける事を考えてください。
「簡単な問題をとく」や「読書」を行っても、考えなければ「脳に適度な刺激を与える」事はできません。
そして、注意をしなくてはいけない点が、「お仕事を始める前の行動」である事です。
考える事が「脳に適度な刺激を与える」といっても、「仕事をしたくない」「なんで仕事をしなければいけないんだろう」などの「ネガティブな考え」をしてしまうと、お仕事に支障がでてしまいます。
気持ち良く、お仕事を始められる事を前提として、「お昼は何を食べよう」とか「次の休みは何をしよう」など、「ポジティブな考え」を行うようにしてください。
おすすめは、「これから始めるお仕事の事を考える」「今日、1日の予定を軽くシュミレーションする」などとなりますが、この際は目をとじて、頭の中だけで考えるようにしてください。
手を動かしてしまうと、お仕事が始まってしまいます。
simacatより一言
朝は眠くて、なかなか頭が回りません。
頭が回っていない状態で、お仕事を始めると、お仕事が辛く感じてしまいます。
できるだけ、気持ち良くお仕事を始める為にも、「脳の準備運動」を行ってください。
そして、「脳の準備運動」をいくら行っても、「脳に適度な刺激を与える」事ができない時があります。
それは、「体調不良」の時です。
「病気」はもちろんですが、「寝不足」や「空腹」など、「なぜ、頭が回らないのか?」について、基本的な部分を見落としがちです。
まずは、「肉体的にも精神的にも、健康な状態なのか?」「お仕事が行える状態なのか?」を確認してください。
お仕事が行える状態であれば、「脳の準備運動」を行い、お仕事を始めるようにしましょう。
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