お仕事は厳しいだけでは辛くなる?!適度な甘やかしで職場環境を良くしよう!!
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はじめに
お仕事に対して、真剣に向き合っていると、ついつい自分にも周りにも、厳しくなりがちです。
「もっと、高い品質にする事はできないのか?」
「もっと、少ない時間で終わらす事はできないのか?」
「もっと、少ない人数で対応する事はできないのか?」
色々な壁が立ちはだかり、その壁に向き合うたびに悩み、そして答えを導き出します。
そして、悩んでいる時、まわりの人の雑談の声に、苛立ちを感じてしまいます。
まわりの人は定時で帰っているのに、自分だけ残業が続いている事に、腹が立ってしまう事もあります。
その結果、自分で壁を作ってしまい、周りの人との関係が悪化する事となります。
雑談をする余裕がない。
残業をしないと、お仕事が終わらない。
これは、まわりの人のせいではなく、「お仕事に厳しい姿勢で臨んでいる自分」が招いている事なのです。
そして、自分の考えをまわりにまで求める事は、「自己中的な考え」となります。
もし、まわりの人との関係が悪化している場合、なるべく早く、関係を修復するべきです。
厳しい姿勢でお仕事に望む事は決して、悪い事ではありませんが、「まわりの人を気遣う事のできない自己中的な行い」である事も、理解をする必要があります。
そして、ほんの少しで良いので、自分を甘やかして下さい。
自分を甘やかす事により余裕が生まれ、まわりが見えてきます。
その結果、周りの人に対しても、緩く接し、甘やかす事ができるようになります。
甘やかすとは
「甘やかす」とは、「わがままにさせておく」「厳しくしない」などの意味となります。
「何か悪い事」をしても、叱る事はしません。
「好きな様にさせておく」と言う事です。
しかし、お仕事の場では、そこまで子供の様なマネをする人は少ないと思いますし、あまりにも目に余る言動や行動は、叱るべきです。
お仕事の場での甘やかすとは、「厳しくしない」というニュアンスが当てはまるでしょう。
品質に問題がなければ良い。
納期が守れていれば良い。
「最低限の事ができていれば良い」と考える事が、「甘やかす」事となります。
弊害もある
お仕事の場面で、「甘やかす」事を続けていると「弊害」が出てきます。
それは「成長」が難しくなる事です。
お仕事の場での「甘やかす」は、「最低限の事ができていれば良い」という事となります。
今よりも、難易度の高いお仕事をする為には、「勉強」が必要となり、「勉強」には、「我慢」や「努力」が必要となり、これには「厳しさ」が必要となります。
従って、「ある程度の厳しさ」がないと、「成長」する事ができません。
適度に甘やかす
「甘やかす行為」は、お仕事の場においては、成長ができず、効率を上げる事ができない為、良い事とは言えません。
しかし、「厳しくする」事が、良い事とも限りません。
お仕事の全てに対して、「一切の妥協」を許さない状況は、かなりの「緊張感」に包まれます。
そして、「緊張感」は、人を萎縮させてしまい、能力の全てを出し切る事ができなくなります。
「厳しくする」事は、「成長して、高い難易度のお仕事を行える様になる」可能性がある反面、「お仕事を行う事自体が、難しくなる」可能性が生まれるという事です。
従って、お仕事の場では、「甘やかし」過ぎず、「厳し」過ぎない状態を作る事が理想となります。
それが、「適度な甘やかし」となります。
「適度な甘やかし」とは、まわりの人の平均を取る事です。
一番低いレベルに合わせると、お仕事に「悪い影響」が出てしまいます。
一番高いレベルに合わせると、「厳しい状態」が発生します。
平均を取る事により、ある人は「成長」をし、ある人は「甘える」事ができる様になります。
厳しい自分と向き合う
今までの「厳しい自分」をまわりに合わせて、「甘やかす」事となった時、どの様に感じるでしょう?
「やる気」が無くなるでしょうか?
「目標」を見失ってしまうでしょうか?
「厳しい自分」が間違いで、「甘やかし」が正しい事となると、自分の考え方が誤っていて、自信を無くしてしまうかも知れません。
もし、「厳しい自分」の部分が残っているならば、まわりに合わせる事に「厳しく」なって下さい。
まわりを観察し、「お仕事が滞りなく進んでいるか?」、「職場の雰囲気が悪くなっていないか?」などの情報を収集しましょう。
そして、まわりに対して「自分にできる事」や「自分がやりたい事」を見つけて、動いてください。
自分もまわりの人も同じ様に思い、行動をする事により、職場環境は良くなります。
そして、その状態を維持しつつ、少しずつ、全体のレベルを上げれば、まわりの人との関係悪化を防ぎつつ、お仕事の難易度を上げていく事ができます。
simacatより一言
「自分に厳しい人」は、「自分には責任感」があると思い込みがちです。
その「責任感」から、まわりの人にも厳しくなってしまいます。
そして、「責める」という行為に繋がっていきます。
自分ではないのですから、「考え方」や「やり方」や「技術力」は違って当たり前です。
そして、何度もその様な経験をしているうちに、人を頼る事は止めて、自分で全てを背負います。
結果、背負いきれずに人に頼む事となっても、意思の疎通ができないと、キレ出して、また「責め」ます。
このループは、何人もの人を傷付ける事となります。
心当たりのある人は多いのではないでしょうか?
そして、「何が悪い?」と思うでしょう。
「人を傷付ける事」が悪い事なのです。
お仕事の職場にいる人は、能力に差はありますが、お仕事をする為に集まっています。
それを理解し、「責める」行為を行わないように、自分自身を制して下さい。
「自分に厳しい」とは、自分自身を制する所から始まる筈です。
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