荒唐無稽とは?!自分は大丈夫?!お仕事で荒唐無稽が招く事とは?!態度と行動には気をつけて?!
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はじめに
「荒唐無稽」という言葉をご存知でしょうか?
「都市伝説」などはまさに「荒唐無稽」となります。
確かに友人との会話でこの「都市伝説」を話題にすると盛りあがります。
しかし、お仕事では良い事はありません。
今回は「荒唐無稽」について触れたいと思います。
お仕事の現場では「荒唐無稽な態度や行動」をしないように、自分自身をコントロールする必要があります。
荒唐無稽とは
「荒唐無稽」とは、「現実的ではない事」「非常に信じがたい事」「合理的でない事」を指す言葉となります。
例えば、あるお話しや出来事が非常に奇妙で信じがたいと感じられる場合、その出来事に対して「荒唐無稽」と表現をします。
言い換えると「現実的には考えにくい事柄」「根拠がない事柄」をさす表現となります。
そして、言葉の由来となります。
「荒唐無稽」は、「荒唐之言(こうとうのげん)」と「無稽之言(むけいのげん)」に由来しています。
中国戦国時代の思想家の荘子(そうし)の著書に「荒唐之言」という言葉が見られます。
「荒唐之言」の「荒唐」とは「限りなく大きい」「大きくつかみどころがない」という良い意味で使われていた言葉です。
「無稽之言」は、中国の儒教における経典(仏の教説を書きとどめた書物)に見られる言葉で「根拠がなくデタラメな事」を意味しています。
「荒唐無稽」は、この「荒唐之言」と「無稽之言」が合わさってできた四字熟語であると考えられています。
そして、「荒唐無稽」には「態度」と「行動」があります。
お仕事にて、自分がおこなっている事が「荒唐無稽」ならば改めるべきです。
とはいえ、怖いのは「自分でも分かっていない場合」となります。
お仕事をおこなう上で、「お仕事での荒唐無稽な態度の例」と「お仕事での荒唐無稽な行動の例」を挙げるので「セルフチェック」にお役立て頂きたいと思います。
- 問題を過小評価している態度
- 成果達成に対する意識に疑問が持たれる態度
- 信用をする事ができない態度
- 責任を果たせない態度
- 誰の話も受け入れない態度
問題を過小評価している態度
「問題や困難があるにもかかわらず常に楽観的な姿勢でいる事」です。
現実的な課題やリスクを無視している姿勢となり、これが「問題を過小評価している態度」となります。
成果達成に対する意識に疑問が持たれる態度
「仕事に対する具体的な計画や戦略が欠けている事」です。
目標を設定せず、計画を立てずにおこなう姿勢となり、これが「成果達成に対する意識に疑問が持たれる態度」となります。
信用をする事ができない態度
「実行できない約束を繰り返して他の人に期待を持たせる事」です。
「納期を守らない姿勢」「約束を守らない姿勢」となり、これらにより「信用をする事ができない態度」となります。
責任を果たせない態度
「問題や責任を避け現実逃避に走る事」です。
問題を直視せずに、その存在を無視しようとする姿勢となり、これが「責任を果たせない態度」となります。
誰の話も受け入れない態度
「自分を過大評価して他の人の意見や助言を無視する事」です。
自分の能力や知識を過大評価する姿勢となり、これが「誰の話も受け入れない態度」となります。
以上、「お仕事での荒唐無稽な態度の例」でした
次は「お仕事での荒唐無稽な行動の例」となります。
- 虚偽の報告
- 過度の自己宣伝
- 嘘の約束
- 奇抜なアイデアの押し付け
- 非合法な行為
- 科学的な根拠のない主張
- 信じがたい成功話
虚偽の報告
仕事の進行状況や成果を意図的に虚偽の情報で報告すること。
実績を水増しし、問題を隠すためにおこなわれる事があります。
過度の自己宣伝
自分自身を大げさに宣伝し、実力以上のスキルや業績を主張すること。
実際よりも自己評価が高い場合におこなわれる事があります。
嘘の約束
達成不可能な約束を繰り返し、他の人に期待を持たせること。
納期を守れない、プロジェクトを成功させられないなど、嘘の約束をすることが含まれます。
奇抜なアイデアの押し付け
荒唐無稽なビジョンやアイデアを他の人に押し付け、現実的ではないプロジェクトを推進しようとすること。
現実的でないアイデアを押し付けることは、時間とリソースを無駄にする事となります。
非合法な行為
法律に違反する行動、詐欺行為、偽装、法的なリスクを背負う行動です。
非合法な行動は個人と組織に法的な問題を引き起こす可能性があります。
科学的な根拠のない主張
科学的な証拠がないにもかかわらず、奇跡的な健康効果や商品の性能を主張すること。
誤った情報を提供し、消費者を欺く可能性があります。
信じがたい成功話
虚偽の成功話や業績を誇張して語り、実績を捏造すること。
他の人に誤った情報を提供し、信用を失う可能性があります。
以上、「お仕事での荒唐無稽な態度の例」と「お仕事での荒唐無稽な行動の例」となります
色々と挙げましたが、基本的には「ダメな事」だと誰もが思います。
しかし、自分の事なので「気にしないと気にならない」「気にならないなら気がつかない」「気がつかないから直せない」という流れとなります。
お仕事の現場で「荒唐無稽な態度」や「荒唐無稽な行動」をしていないか、常に自分自身でチェックをする必要があります。
お仕事で荒唐無稽が招く事
「お仕事で荒唐無稽が招く事」について、いくつか挙げます。
- 信頼性の喪失
- 仕事の混乱
- 資源(リソース)の無駄遣い
- 不必要なリスクの発生
- 信用の損失
- 他の人の不満の発生
- 法的問題の発生
信頼性の喪失
「荒唐無稽な主張や行動」を繰り返すことで、他の人や組織から信頼されなくなります。
信頼性の喪失は、仕事仲間やお客様との信頼関係に悪影響を及ぼします。
仕事の混乱
「荒唐無稽なアイデアや計画」が実行されてしまうと、仕事の混乱が生じる可能性があります。
現実的でない提案や行動は、効果的な業務遂行に支障をきたします。
資源(リソース)の無駄遣い
「荒唐無稽なお仕事や戦略」に資源を浪費することは、組織にとって貴重な時間と予算の無駄遣いを招く可能性があります。
不必要なリスクの発生
「荒唐無稽な行動」を採用することは、不必要なリスクを引き起こす可能性があります。
現実的でない方法は、法的、財務的、または操作的なリスクの増加につながります。
信用の損失
「荒唐無稽な行動」は、個人または組織や会社の信用を損なう可能性があります。
業界内で信頼されなくなると、取引先やクライアントの獲得が難しくなる事態を招く危険性があります。
他の人の不満の発生
「荒唐無稽な行動」が他の人の不満を引き起こす可能性があります。
自分の不適切な提案や行動に対して、同僚や部下が反感を抱く事となります。
法的問題の発生
「荒唐無稽な行動」は法的問題を引き起こす可能性があります。
法に違反する行為や詐欺的な行動は、法的制裁を受ける事となります。
以上、「お仕事で荒唐無稽が招く事」でした
お仕事では「荒唐無稽な態度や行動」により、自分だけではなく、所属する組織や会社の信用や信頼を大きく傷付ける可能性があります。
よって、お仕事をおこなう時の「態度」や「行動」は「現実的で合理的なもの」である事が重要となります。
simacatより一言
人とお話しをすると、時々「もの凄い想像力」を持った人がいます。
「想像力」というよりも「妄想力」と言った方が正しいかも知れません。
この「妄想力」を感じた時は、その時点で「お話しを理解する事」は避けるようにしてください。
これが「荒唐無稽の代名詞」となる為です。
お話しを区切れないようならば「ただ聞くだけ」に徹するようにするべきとなります。
「荒唐無稽なお話し」を聞き、それを信じてしまう事で「詐欺などの被害にあう」かも知れません。
また、「デマを拡散する加害者」になる事があるかも知れません。
よって、「自分が理解できない事」については、そのまま「信じる」事がないように気を付けるべきです。
「根拠」や「反論」について、自分自身で調べる事が「荒唐無稽から身を守る手段」となります。
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