お仕事の効率化?!シングルタスクとマルチタスクとは?!ポイントは空き時間の有効利用です?!
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はじめに
「シングルタスク」と「マルチタスク」という言葉を耳にした事はないでしょうか?
パソコンなどのコンピュターに詳しい人は「シングルタスク」や「マルチタスク」についてのイメージを持っていると思います。
「シングルタスク」と「マルチタスク」の説明については後ほどと致します。
お仕事をおこなう上で、「シングルタスクが良いのか?」「マルチタスクが良いのか?」、意見が分かれるところです。
今回はお仕事をおこなう上での「シングルタスクとマルチタスク」について触れたいと思います。
「シングルタスクとマルチタスク」の考え方を整理して、効率よくお仕事ができるように利用してください。
シングルタスクとマルチタスク
「シングルタスク」と「マルチタスク」は、もともとは「コンピュータの処理の方法」となります。
「シングルタスク」とは、「一つの処理が終わったら次の処理をおこなう」という方法です。
「マルチタスク」とは、「複数の処理を同時におこなう」という方法です。
「コンピュータ」には、「処理をする部分が物理的もしくは論理的に複数存在する」物があります。
複数の処理を同時におこなえる機能がある場合、「マルチタスク」が可能となります。
しかし、「人間」は「コンピュター」と違い、処理をする機能が一つしか存在しません。
例えば「お仕事1」があります。
この「お仕事1」は「作業A→作業B→作業C」という順番でおこないます。
基本的には、「作業Aから作業C」までの作業時間が早ければ早いほど、「効率的」となります。(なお、品質の問題については割愛します)
そして、別に「お仕事2」があります。
この「お仕事2」は、「作業X→作業Y→作業Z」という順番でおこないます。
「シングルタスク」では、「お仕事1」をおこない、そのあとに「お仕事2」をおこなう事となります。
この二つのお仕事が早く終われば終わるほど、「効率的」となります。
それでは、「マルチタスクの場合はどうなるのか?」となります。
「マルチタスク」では、「お仕事1」と「お仕事2」を同時におこなう事となります。
これは、「作業Aから作業C」と「作業Xから作業Z」を同時におこなう事を意味しています。
前述のとおり「人間」には処理をする機能が一つしか存在しません。
また、目や口や手は一人分しかありません。
よって、どのように頑張ったとしても「マルチタスク」をおこなう事ができません。
しかし、「マルチタスクが効率化の鍵」などと言われる事があります。
これは、厳密にいうと「マルチタスク」をおこなうわけではありません。
コンピュータの処理の方法に「タイムシェアリング」という物があります。
これは「処理をする機能を時間や優先度で切り分ける方法」となります。
例えば、先ほどの「お仕事1」の「作業B」と「作業C」の間で、「他の誰かの確認」が必要だとします。
この間は、「お仕事1」を進める事ができません。
よって、この「空き時間」を利用して「お仕事2を進める」という考え方となります。
すごく簡単な言い方をしてしまうと、「何もできない時間があるなら他の作業をおこなう」という事となります。
また、「お仕事」には「優先するべき物」が存在します。
現在、作業中のお仕事があっても「優先するべきお仕事が発生したら、そちらをおこなう」事となります。
いわゆる、「割り込みのお仕事」です。
この為に「今までおこなっていたお仕事」と「新しくはじめるお仕事」の「切り替え」が重要となります。
特に、「今までおこなっていたお仕事」については、一旦、作業をやめるのですが、再開する時に「作業スピードが落ちる」事となります。
この「再開時の作業スピード」を最小限にできる人が「マルチタスクができる人」と考えられます。
とはいえ、結局は「お仕事1」と「お仕事2」の「合計の作業時間」がポイントでもあります。
無理に「マルチタスク」をおこなっても、結果的に「合計の作業時間」が長くなっては、意味がありません。
お仕事は「人間」がおこなう以上、「シングルタスク」です。
したがって、「マルチタスク」を気にするよりも、「シングルタスクを効率的におこなう事」を意識する事が重要となります。
お仕事でのマルチタスクとは
「お仕事でのマルチタスク」とは、「情報技術の有効利用」となります。
近年、「情報技術の向上」により、「パソコンでおこなえる事柄」が増えてきています。
例えば、「データの自動収集」「集計・分析結果のリアルタイム表示」「情報の配信」などがあります。
これらを「情報技術」と言います。
今までは「人の手」で「データを収集」し、「集計や分析」をおこない、「情報の提供」をおこなっていましたが、「情報技術の向上」により、これらの事をパソコンでおこなう事が可能となりました。
この「情報技術」を利用し、「単純な処理」「難しく複雑な計算」はすべてパソコンに任せて、お仕事では「人間にしかできない事に集中をする」事が効率的と考えられるようになりました。
そして、「人間」と「パソコン」を利用する事で、並行してお仕事がおこなえる為、これで「マルチタスクの実現」となります。
「情報技術」は「特別な知識」となります。
しかし、誰にでも利用できるようにする事も「情報技術」となります。
「特殊な知識の情報技術」に触れる必要はありません。
「誰にでも利用できる情報技術」を一つでも多く知り、身につけて頂きたいと思います。
「誰にでも利用できる情報技術」を身につけられれば、特別な才能がなくても、「マルチタスクが可能」となり、「マルチタスクによるお仕事の効率化」をおこなう事ができます。
simacatより一言
「シングルタスクを極める」事を考えると、「マルチタスクをおこなう為のヒント」を見つける事ができます。
例えば、パソコンの作業で言うと、「マクロやスクリプトによる作業の自動化」となります。
これは、「自分が面倒だと思う事をパソコンにおこなわせる」という考えが発端となります。
そして、パソコンが面倒な事をおこなっている間に、他の作業をおこなえば、その部分は「マルチタスク」となります。
このように、無理に「マルチタスク」を目指すより「自分の作業を軽減させる事」を考えた方が、「マルチタスクへの近道」となります。
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