給与と給料の違いとは?!給料は自分の価値が分かる情報?!自分の時給はどれくらいなのかな?!
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はじめに
「なんの為にお仕事をしているのか?」と聞かれた時、どのように答えるでしょうか。
「夢の為」や「人の為」などがあるかも知れません。
これはこれで良いのですが、普通の人が普通の生活をおくる為には、どうしても「お金」が必要となります。
したがって、「お金の為」と答える事は決して間違ってはいません。
お仕事をして、会社から頂けるお金を「給与」と言います。
あれ「お給料じゃないの?」と思われる人もいるかと思います。
今回は「給与と給料とは」と「自分の価値」について触れたいと思います。
「お給料」は「自分の価値をあらわした物」でもあります。
現在の「お給料」から「自分の価値」を知り、そして「自分の価値を高める事」についても、お考え頂きたいと思います。
給与と給料
「給与」と「給料」の違いについてとなります。
給与
「給与」とは「会社から支払われる全ての報酬」となります。
「給与」は「お金」だけではありません。
実は「物」も「現物給与」といい、こちらも「給与」に含まれる事があります。
例えば、「作業着」「食事」「通勤定期券」「社宅」などが一般的な物となります。
「給与」は「給与所得」と言われ、「基本給」をはじめ、「各種手当」や「ボーナス」なども含めた「会社から支払われる全ての報酬」となります。
そして、「給与」の年間の累計額が「年収」となります。
ちなみに、「賃金」という言葉があります。
「賃金」は「お金」となります。
「給与」は「物」が含まれる場合がありますが、「賃金」では物が含まれる事はありません。
なお、今後のお話しでは、「給与」「給料」は「お金で支払われる」事といたします。
給料
「給料」とは、「給与」から「各種手当」「ボーナス」などを差し引いた金額で、一般的に「基本給」と同じ意味となります。
例えば、会社の売上が高い時、「ボーナスが増える」事があります。
「ボーナスが増える」事で「給与」は増えます。
逆に、会社の売上が低い時、「ボーナスが減る」事があります。
「ボーナスが減る」事で、「給与」は減ります。
また、昇進や昇格により「手当」が増える事で、「給与」が増えます。
逆に「降格」となった時は「手当」が減る事で、「給与」が減ります。
「給料」には、これらの「ボーナス」や「各種手当」が含まれない為、大きな変動がありません。
これが「給与」と「給料」の大きな違いとなります。
余談となりますが「生活レベル」は、「給与」ではなく「給料で考えるべき」となります。
これは、「収入」を「給与」にしてしまうと、「状況の変化による影響」「社会の変動による影響」が大きい為となります。
したがって、例えば「家賃」は「収入の1/3」と言われていますが、これは「給与」ではなく、「給料の1/3」と考えるようにしてください。
以上、「給与」と「給料」でした
「給与」と「給料」のお話しをしましたが、もう一つ「手取り」という言葉があります。
これは、「実際に自分が得られるお金」となります。
「給与」は「会社から支払われる全ての報酬」でしたが、ここから「税金」や「社会保険料」が引かれます。
おおよそとなりますが、「税金」や「社会保険料」は「給与の2割」となります。
したがって、「給与から2割を引いた金額が手取り」となります。
なお、この数値はあくまでも「目安」とお考えください。
自分の価値
「お給料」を考えた時、合わせて「自分の価値」についても意識をするようにしてください。
「自分の価値」を単純に知る為には、お仕事をする際の「単位時間あたりのお給料」を知る必要があります。
「最低賃金」という言葉を耳にする事があると思います。
「最低賃金」とは「最低賃金法により定められた最低限の賃金」となり、これは「時給」で換算されています。
したがって「自分の価値」を知る為には「お給料を時給に換算する」と分かりやすくなります。
「お給料を時給に換算する為に必要な情報」を用意します。
- 給料(給与ではありません)
- 稼働日数(出勤した日数)
- 1日の労働時間(拘束時間)
そして、計算式は「お給料➗(稼働日数✖️1日の労働時間)」となります。
たとえば・・・
- 給料:20万円
- 稼働日数:20日
- 1日の労働時間:8時間
この場合は、「20万円➗(20日✖️8時間)」で「1250円」となります。
なお、時々「給料」に「残業代が含まれている」場合があります。
この場合は「あくまでも目安」となりますので、ご注意ください。
「自分の時給」を知る事は「自分の価値」を知る事となります。
「自分の価値」が分かっても、「それがなんなの?」と思われるかも知れません。
この時は「自分の価値はどうなのか?」について調べる良い機会となります。
転職情報を利用して「同業他社の待遇」を調べると、「おおよその平均」を知る事ができます。
そして、「経験」「知識」「技術」は、お金になる物と考えてください。
転職情報に掲載されている「お給料」は、あくまでも「最低限」となります。
よく見かけるのが「経験者優遇」などです。
もし、この「経験者優遇」に、自分の「経験」「知識」「技術」が当てはまるのであれば、それは「自分の価値を上げられる可能性がある物」となります。
また、これは「自分の価値を上げる為のヒント」となります。
今の会社に満足をしている状態でも、「自分の価値」に興味を持って頂き、転職情報を調べ、「自分の価値」を正しく知り、そして「価値を上げる事」をお考え頂きたいと思います。
simacatより一言
時々、「残業代」や「ボーナス」をアテにした生活を送っている人を見かけます。
「給与の金額」を基準にしてしまうと、会社の経営状態が悪化した時、生活が苦しくなってしまいます。
そして、生活を続ける為の不足分を「借金で穴埋め」する人もいます。
「借金で穴埋め」をしてしまうと、「会社の経営状態が正常化するまで続ける」事となりますし、「会社の経営状態が正常化」しても、しばらくは爪痕が残る事となります。
これは、「生活が破綻する可能性が高くなる」事となります。
したがって、くれぐれも「給料の範囲で生活を送る努力」をおこなうようにしてください。
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