出る杭は打たれる?!どういう意味?!打たれた時の備えとは?!腐るという状態と対策とは?!
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はじめに
「出る杭は打たれる」ということわざがあります。
何やら、パワーハラスメントの匂いがします。
同僚が、上司や責任者に意見をした結果、強く諭される場面を見ると、「やられてる」と思う事があります。
このような場面を見てしまうと、「自分も強く諭されてしまう」という恐怖から、自分の言いたい事が言えなくなってしまいます。
「お仕事は、成果を上げる事が目的」です。
この「出る杭は打たれる」によって、成果が上がれば良いのですが、ほとんどの場合は「下がる結果」となります。
なぜなら、恐怖を感じる為、「自分の言いたい事を口に出せなくなる」からとなります。
自分の言いたい事とは、「自分の考え」です。
その考えに誤りがあるなら、「正すべき考え」となり、「正しい考え」を身につけるチャンスでもあります。
しかし、その「正すべき考え」も、恐怖により、口に出せなくなってしまいます。
これでは、「お仕事の成果」以前に、「お仕事をする為の考え方の理解」ですら、できているのか分からなくなります。
「出る杭は打たれる」について、そして「出る杭として打たれた時の備え」について触れたいと思います。
出る杭は打たれるとは
「出る杭は打たれる」とは、「都合が悪い存在に対して、おこなわれる行為」となります。
「才能がある人は恨まれる」「出過ぎた事をすると制裁を受ける」という事となります。
その結果、「才能」があったとしても、それを隠さざるを得ない状態となります。
お仕事では、会社の「目的や施策」について、「同じ考え」でおこなう事が望まれます。
この「同じ考え」とするのは、「上司や責任者」となります。
言い方を換えると、「上司や責任者は、作業をする全員が、同じ考えとなるように指導をする」事となります。
したがって、「同じ考え」から外れた場合は、「同じ考えとなるように指導をする」事となります。
「同じ考え」の中には、「古い考え」が根強く残っている物があります。
これは、「上司や管理者」も、「同じ考えを持つように指導されてきた」為となります。
そして、その「古い考え」に対して、「現在では適切な考えではない」と訴えると、それが「出る杭は打たれる」事となります。
せっかく「適切な考え」を意見しても、それを聞き入れてもらえない所か、「要注意人物」として、扱われる事となります。
その結果、「古い考え方」や「古い慣習」が残り続ける事となります。
そして、この「古い考え方」や「古い慣習」が、「企業体質の問題」として取り沙汰される事となります。
これが「良い事」であれば良いのですが、残念ながら、テレビなどで報道されるのは、「癒着」「隠蔽」「責任逃れ」など、どれも企業のイメージを大きく傷つける「悪い事」ばかりとなります。
これらの原因の一つが、「出る杭は打たれる」となります。
「出る杭は打たれる」が、「悪い事」「悪い考え」に対して、おこなわれる行為であれば良いのですが、大抵は「良い事」「良い考え」に対しておこなわれます。
「良い事」「良い考え」を口に出せないという事は、当然、「企業体質の問題」についても、触れる事はできません。
これでは、「企業体質の問題」が変わる事はありません。
したがって、どんどん「企業体質の問題」が大きくなり、そして色濃くなっていく事となります。
出る杭として打たれた時の備え
「出る杭」として存在し続ける事が、辛いと感じた時は、杭を引っ込める事を考えます。
これは、自分は「良い事」「良い考え」と思っているのですが、発言を訂正し、謝罪し、「考えを改める事を約束する」事となります。
この姿勢を続ける事で、「出てしまった杭」は、徐々に消えていきます。
「出る杭」がなくなれば、辛いと感じる事はなくなっていきます。
ただし、「おすすめ」はしません。
これは、「自分の考えを曲げる事」となる為です。
この「自分の考えを曲げる事」は、「強いストレスを受ける事」となります。
この「強いストレス」を受け続ける事は、「出る杭」として存在し続けるのと同じくらい、辛い状態となります。
これでは、はじめから「良い事」「良い考え」など、思わない方が良かったと考える事となってしまいます。
そして、「成長を諦め、言われた事に従い続ける状態が望ましい」という事が、「正解」と考える事となります。
これが「腐る」という状態です。
「思考停止の状態」となり、目的もなく、ただ「お仕事という名前の何かをおこなう」事となります。
その結果、「やり甲斐」はなくなります。
「自分の夢や希望」も、分からなくなります。
「腐る」とは、「人を良くない状態へ変化させていく物」となります。
したがって、一時は「腐る」思いをしても良いのですが、徐々に、その状態から抜け出す事を考える必要があります。
その為におこなう事が、「杭を少しずつ出すか」「杭を大きく出すか」となります。
「杭を少しずつ出す」とは、現状の考えを中心に、「自分が考えた、良い事や良い考えを少しずつ加えていく」事となります。
変化は、分かる人にしか分からない程度となります。
自分が考えた「良い事」「良い考え」の全てが反映されるまでに、かなりの時間を必要とする事となります。
しかし、この行動が「自分の考えを曲げるストレスの解消」となります。
また、時間はかかるのですが、その時間を利用して、「良い事」「良い考え」を修正する事ができます。
気の長い活動となるかも知れませんが、「腐らずに続けていく事」が重要となります。
「杭を大きく出す」とは、現状の全てを否定して、自分が考えた「良い事」「良い考え」を大きくアピールする事となります。
もちろん、これは「出る杭は打たれる」の対象となります。
しかし、この考えに賛同する仲間がいれば、自分が「出る杭としての存在の象徴」となります。
これに必要なのが、言い方は悪いのですが、「根回し」となります。
「根回し」にて、なるべく多くの上司、責任者、同僚を仲間にしておきます。
この仲間が、「出る杭」となった時、辛い状況を助けてくれる存在となります。
なお、「杭を大きく出す」で、「内部告発」という物があります。
これは、行われている不正行為を広く世間に知らしめる行動となります。
しかし、「法律違反」や「世間の多くの人が関心のある事」でない限り、逆に名誉毀損で訴えられ、職を失ってしまう可能性があります。
この為、法律違反や不正行為がおこなわれている、確実な証拠や証人をしっかりと準備をする必要があります。
simacatより一言
「出る杭は打たれる」で、「出る杭を打つ立場の人」の能力が低い場合、これは最悪な状態となります。
「出る杭を打つ立場の人」よりも、優秀な人間を「全て腐らす」為となります。
そして、「腐っている」ので、「成長」もしません。
もし職場で、そのような雰囲気を感じた場合は、その一員と思わないようにしてください。
お仕事はお仕事として、おこなう必要があります。
しかし、考え方まで合わせる必要はありません。
「知識や技術」「正しいことの判断材料」は、他の場所から得る事を考えて頂きたいと思います。
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