【ざっくり解説】ビジネスにおけるイノベーションとは?!お仕事の現場でよく聞く言葉ですね?!
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はじめに
「もっと良い方法はありませんか?」「もっと売れる商品を作って欲しい!」など、お仕事の現場で耳にした事はないでしょうか?
「新商品開発」や「改善作業」などとも言われています。
これは、「現在のやり方」に手を加える事により、「高効率」「高品質」となるような、「工夫」となります。
ただし、この「現在のやり方」に「工夫」を加えていくことにも限界があります。
「工夫」を加える事で、「低効率」「低品質」となる場合があるからです。
このような時は、「現在のやり方」を捨てて、「新しいやり方」にする事で、「高効率」や「高品質」とするのも、「工夫」となります。
ちなみに、これらを「イノベーション」と言います。
「イノベーション」は、なにかすごい事業のように聞こえますが、普通のお仕事の中でも、おこなう事ができます。
今回は「イノベーション」について、ざっくり解説をいたします。
「イノベーション」の考え方をお仕事で活かして頂ければと思います。
イノベーションとは
「イノベーション」とは、「技術革新」という意味で利用されています。
「イノベーション」は英語で「innovation」となり、直訳すると、「革新」という意味です。
それでは、「何を革新するの?」とする時、「ビジネスにおける、あらゆる物」という答えとなります。
これでは、かなりざっくりとしてしまうので、具体的に挙げます。
- 仕組み
- サービス
- 組織や体制
- ビジネスモデル
これらに対して、新しい考え方や方法を取り込み、「より価値を高められる変化を加える」為、「技術革新」という意味となります。
それでは、「より価値を高める変化を加える」為に必要な行動を挙げます。
- 新しい商品の開発、創出
- 新しい生産方法の導入、生産方式の導入
- 新しい販売先や顧客、消費者の開拓
- 新しい供給源の開拓と確保
- 新しい組織や体制の構築
必要な対象に対して、必要な対応をしていく事が、「イノベーション」となります。
そして、実際に「イノベーション」をおこなう方法が二つあります。
- 持続型イノベーション(創造的イノベーション)
- 破壊的イノベーション
「持続型イノベーション(創造的イノベーション)」とは、「現在の状態を継承し続け、改良を加えていく」という事です。
どちらかというと、「アップグレード」という発想となります。
「現在の状態」について、意見を取り入れつつ、育てていく方法となります。
「破壊的イノベーション」とは、「現在の状態を捨てて、まったく新しい発想とする」という事です。
こちらは、全てが新しくなる「刷新」となります。
今までを捨てて、すべてを新しくする方法となります。
「持続型イノベーション」と「破壊的イノベーション」は矛盾をした方法となります。
しかし、「既存の意見」ばかりでは、「大きな変化」を起こす事ができません。
逆に「大きすぎる変化」では、「大きな混乱」を招く危険があります。
「イノベーション」の目的については、後述致しますが、「会社を維持する事が最大の目的」となります。
「持続型イノベーション」と「破壊的イノベーション」をバランス良く利用する事が理想となります。
ちなみに、「リノベーション」という言葉をご存知でしょうか?
「お家のリフォーム」を想像される方が多いと思います。
現在では、「建築業」で利用されている言葉となっていますが、「既存の物を利用する」事が前提となっています。
「既存の物」を「修復」「機能追加」「性能向上」させる事が、「リノベーション」となります。
「イノベーション」で言うところの「持続型イノベーション」となります。
なぜ必要なのか
「イノベーション」の目的は、「会社を存続させる」事です。
そもそも、新しく「会社」をはじめた時、「新しい発想」「新しいサービス」が「新しい価値」となり、それが最大の「魅力」となります。
この「魅力」に「顧客」が惹きつけられ、「会社」として成り立ちます。
しかし、「ずっと同じ魅力しか提供できない会社は、どうなるのか?」というと、ほとんどの会社は衰退します。
理由は「価値は変わる物」だからです。
例えば、「値段」や「機能」などがあり、同業者が現れた時などは、異常な速さで「価値」が変わっていきます。
また、素材などの材料についても、進化のスピードが早く、より高品質で低価格な物が頻繁に生み出されています。
「価値の変化」についていけない為、「技術力で負ける」「価格競争で負ける」などにより、会社が衰退する事となります。
したがって、「価値の変化」の状況を常に監視して、「変化を加える事」が、「会社の存続」につながる事となります。
そして、その「変化を加える事」が、「イノベーション」となります。
simacatから一言
「イノベーション」についての、ざっくり解説でした。
「イノベーション」の考え方や目的については、理解ができたと思います。
しかし、「具体的にはどうするの?」という疑問が湧いてくると思います。
残念ながら、お仕事の業界や職種により様々なので、コレという方法を答える事ができません。
しかし、普段のお仕事の中で、「これをすれば、もっと楽になるのに」「こうすれば、もっと良くなるのに」という気持ちを持って頂ければと思います。
会社の今の状態に満足をしない事が、「イノベーション」を考えるキッカケとなります。
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