感情とは?!感情を知り、行動を知り、感情のコントロールについて考えよう!!
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はじめに
お仕事をしていると、「すぐに怒る人」や「すぐに落ち込む人」など、様々な人と接する機会があります。
また、自分もまわりの人からの影響で、「怒ったり」、「悲しんだり」もします。
これらは、「感情」が原因となっています。
ある「感情」を抱き、それが「考え方」や「行動」に影響を与えます。
残念ながら、自分が感じてしまう「感情」を防ぐ事はできません。
逆に、「感情」を捨ててしまう事は、生き物としての機能を捨てる事となります。
したがって、「感情」を抱く事に、問題はありません。
問題なのは、「感情」を抱いた後の「考え方や表現」などの「行動」となります。
この「行動」は、自分やまわりの人に、影響を与えてしまいます。
よって、「感情のコントロールができている人」とは、「感情から生まれる行動をコントロールできる人」となります。
「感情」について考え、「行動」について考え、「感情のコントロール」について、考えてみましょう。
感情とは
はじめに、「感情」とは何かについて触れておきます。
「感情」には、「基本感情」という「6種類の感情」があります。
- 喜び
- 悲しみ
- 怒り
- 驚き
- 恐れ
- 嫌悪
どれも、感じた事のある物だと思います。
そして「感情」は、「生き物が抱く気持ち」となります。
「人間」ではなく、「生き物」としているのは、犬や猫も感じる気持ちとなっている為です。
例えば、ご飯が食べられれば「喜びの感情」を抱き、危険な事には「恐れの感情」を抱きます。
「喜び」は自分の身に対して「プラスの事柄」で、「恐れ」は「マイナスの事柄」となります。
「プラスの事柄」であれば、逃げる必要はありませんし、その機会に恵まれる事を望みます。
しかし、「マイナスの事柄」は、自分の身が傷付けられる恐れがある為、「避ける行動」をとります。
したがって「感情」とは、「生き物が生きていく為に身につけた機能」となります。
感情から生まれる行動
「感情」を抱き、そして「行動」が生まれます。
「行動」には、「考え」や「表現」があります。
「考え」とは、「論理的・理性的に思う事で、その後も継続的に思う事」となります。
ある「感情」から生まれた「考え」は、その後も「考え続ける」という事となります。
「表現」とは、「思った事」「感じた事」を「表情・態度・動きなどで示す事」となります。
この「表現をする事」が苦手な人も多いと思いますし、「特定の人の表現」が苦手と感じる人もいると思います。
これらの「考え方」や「表現」が「行動」となります。
感情のコントロール
「感情のコントロール」について考えます。
「感情」とは、「勝手に抱いてしまう気持ち」なので、これを抑える事はできません。
しかし、あくまでも「気持ち」なので、周りの人に影響を与える事はありません。
問題となるのは、「感情」を抱く事によって、生まれた「行動」であり、この「行動」のコントロールが、「感情のコントロール」となります。
「感情」を抱いてから、「行動」するまでの時間が短い時、その「行動」が「自分に対して、どのような影響があるのか?」「まわりの人に対して、どのように影響するのか?」を考える事ができません。
なんの考えもなく「行動」する為、「自分に対して良くない事」「まわりに対して良くない事」が起きてしまう可能性が、高くなってしまいます。
したがって、「行動」をするまでに時間をかけて、「自分に対して、どのような影響があるのか?」「まわりの人に対して、どのように影響するのか?」を考えてから「行動」する事が、「感情のコントロール」となります。
感情のコントロールのリスク
「感情のコントロール」は「行動のコントロール」なのですが、リスクがあります。
はじめに、「行動」までに時間がかかる事がリスクとなります。
「感情」を抱いてから、「自分に対して、どのような影響があるのか?」「まわりの人に対して、どのように影響するのか?」を考えるので、「行動」するまでに時間をかけてしまう事となります。
この結果、返事が遅くなったり、判断が遅れたりする事が、想定されます。
人からは、「反応が鈍い」と言われるかも知れません。
これを防ぐ為には、ある程度、「自分の行動」を「テンプレート化」します。
はじめて経験した事については「反応が鈍い」かも知れませんが、以降、「同じような事に対しては、同じように行動する」事とします。
もし、そこでミスがあれば、そのテンプレートのバリエーションを増やすイメージで、修正を加えてください。
次のリスクは、「心の負担」となります。
「行動のコントロール」は、非常に「ストレス」がかかります。
この「ストレス」により、「考えが遅くなる」「考えがまとまらない」事となり、よけいに「ストレス」をためてしまう可能性があります。
これを防ぐには、「行動のコントロール」をやめる事です。
矛盾をしているのですが、「行動のコントロール」をする事で「ストレス」がかかるなら、やめる事で「ストレス」は解消されます。
もちろん、「行動のコントロール」をやめるのは、限られた場面でのみとなります。
したがって、自分が「感情」を抱き、すぐに「行動」できる環境を準備しておく必要があります。
これは、スポーツやゲームなどが理想となります。
ただし、いくら「行動のコントロール」をやめると言っても、「節度のある態度や言葉使い」を忘れないでください。
simacatより一言
「グッと堪える」などの言葉がありますが、これが、「感情」から「行動」の間の「ストレス」です。
非常に「ストレス」がかかるのですが、つねに「感情」に任せて「行動」をしていては、「本当に知らなければいけない事」や「学ばなければいけない事」を取りこぼしてしまう場面があります。
「ストレス」がかかる事なのですが、落ち着いて、冷静に、「グッと堪える」ようにしてください。
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