人を信用したり信頼する事ができない?!無理に治す必要があるのか??
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はじめに
「人が信用できない」「人を信頼できない」、この様な方はいらっしゃると思います。
「信用や信頼」は、「人と関わる上で、そこまで影響する事なのか?」と考えてしまいます。
無理矢理に人を信用し、信頼すれば良いのかと言うと、それは「自分の心への負担」が大きくなり、ストレスを溜めるだけの行為となります。
その様な思いをしてまで、人に対して「信用や信頼」をしなくてはいけないのか?
人間関係でお悩みの方は、これを機会に「信用や信頼」について、お考えを整理して頂ければと思います。
信用や信頼とは
「信用」とは過去の実績に基づく結果です。
例えば、「ある人にお金を貸した」とすると、「その人がお金を返してくれた」事で、信用は成り立ちます。
一方、信頼は「信用にもとづき、頼ったり、頼られたりする事」となります。
例えば、「以前、ある人がお金を借りて、返してくれた」とします。
そして、「再び、お金を貸して欲しい」と言われました。
「以前、お金を返してくれた為、今回も返してくれるだろう」と考える事が、信用から生まれる信頼となります。
注意したい点が、「あくまでも、期待でしかない点」です。
従って、「信頼したとしても、お金を返してもらえる確約ではない」のです。
これが「信用と信頼」です。
人の事が信用できない、信頼できない
まずは「対人恐怖」と言い、人が怖いと言う理由から、人との関わりを持ちたくないと考える人がいるでしょう。
この「対人恐怖」は、過去の嫌な出来事がキッカケとなっているケースがほとんどだと思われます。
「誹謗中傷」や「恥ずかしい思いをした」など、「辛い思いをした結果」です。
そして、「特定の人」に対してのみ、「信用や信頼」ができないケースもあります。
これは、「裏切られた経験」や「騙された経験」が原因となります。
この「特定の人」が、自分の生活圏にいなければ影響はないのですが、職場にいると、少々面倒な思いをする事となります。
職場での「信用や信頼」は、お仕事に影響するケースがほとんどの為、お仕事の成果にも影響します。
信用や信頼は必要なのか?
それでは「信用や信頼」は必要な物なのでしょうか?
「人を信用してはいけない」
「人を信頼すると損をする」
など、耳にする事があります。
この様な言葉がある以上、必要なのか?と聞かれると「必ずしも必要ではない」という答えとなります。
そして、「信用」と「信頼」は分けて考えるべきです。
誰かを信じる事が「信用」で、その誰かに対して、未来を期待する事が「信頼」です。
人を選んで、この人は「信用をしても信頼はしない」、この人は「信用しないが信頼はする」と、使い分けても良いという事です。
信頼する事は危険
「信頼」する事は、未来の出来事に対して、信用すると言う事ですが、その出来事の結果は、自分に影響する事を理解してください。
信頼をして、お金を貸して、戻って来なかった場合は、自分が損をします。
信頼して、お仕事を任せたのに、失敗に終わったら自分の評価が下がります。
従って、自分が「それでも良い」と思う相手に対してのみ、「信頼」をするべきです。
人を「信頼」するという事は、それだけリスクのある事なのです。
それでも信用し、信頼する
「信頼」には、リスクがあります。
そして、「信頼」をする理由の一つに「信用」があります。
この「信用と信頼」は、なくても良い筈なのに、人との関わりに大きな影響を及ぼします。
これは、「人に信用される事は、自分も信用を得ている」と感じるからです。
そして、「信用された上で、信頼される事は励みとなる」からです。
「信頼された事に対して結果を出し、さらに信用される事に繋がる」、この循環が人との関わりを強い物にしていきます。
裏切られる事への備え
「信用」に基づき、「信頼」をし、そして裏切られた時は、大抵の人は落ち込みます。
そして、「人への不信感」が湧いてきて、人を信じる事のできない「対人恐怖」が芽生えます。
もし、そうなる事が分かっていたら、どの様に対応しますか?
その対応が、「裏切らる事への備え」となります。
「100%の信頼」は存在しませんし、「100%の信用」は、自分を傷付けてしまうだけとなります。
全く「信用や信頼」をしない事は問題がありますが、過度に「信用や信頼」をする事は、危険と考えるべきです。
simacatから一言
お仕事では、常に「疑う事」をしています。
どの様に問題がないと言われても、必ず自分で確認をする様にしています。
これは「信用」ができないのではなく、「疑う事」で「信頼性」を高めたいからなのですが、疑われた人は良い気分ではないと思います。
しかし、「信用や信頼」を続けるには、こうした確認を何回も挟む必要があり、問題が起こらなければ、「信用や信頼」はさらに深まり、最終的に関係性は高まって行きます。
「信用する事」「信頼する事」は自分で考えて、決める事です。
なぜならば、裏切られた場合は、自分にも責任があるからです。
しかし、自分にも責任があると考えるからこそ、「信用や信頼」は人との関係を深める物となります。
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