お仕事で必要な協調性とは?!協調性を身につける基本は「否定しない」「話しを聞く」「相手の事を考える」!!
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はじめに
一人で完結してしまうお仕事は、ほとんどありません。
なぜならば、「お仕事は繋がりで、できている為」です。
例えば、「ネット経由でのお仕事」は「一人でお仕事をしているつもり」になってしまうのですが、「お仕事を依頼する人」もいれば、「お仕事の結果を受け取る人」もいます、そして「その結果を利用する人」もいます。
したがって、「ネット経由でのお仕事」であっても、「お仕事が一人で完結している」わけではありません。
とはいえ、「ネット経由でのお仕事」は「人と接する機会が減る」事は間違いはなく、この「機会」が減る事により、失っていく物があります。
それは、「協調性」です。
例えを「ネット経由のお仕事」としましたが、「ネット経由のお仕事をされているから、協調性が失われる」わけではなく、「協調性は、意識をしないと、失われてしまう物」となっています。
お仕事をおこなう上で、「協調性」は「人と人を結びつける、重要な能力」です。
「協調性」の意味を理解して身につけ、そして常に意識をして頂ければと思います。
協調性とは
「協調性」とは、「譲り合い協力する事」です。
自分には「損得」があり、同じように、まわりの人にも「損得」があります。
その状況を理解した上で、「譲り合い協力をする事」で、「お互いが得」となるような「考え方や行動」をする事が、「協調性」となります。
「協調性」を持ち続ける為には、自分だけの考えを「強要」してはいけませんし、まわりの人の「意見に従うだけ」でもいけません。
色々な意見を出し合って、「みんなが得」となるような「考え方」をしたり、「行動をする事」が重要となります。
そして、職場では「協調性」を誤解している人を見かけます。
例えば、AさんとBさんがいるとします。
Aさんは、「物静かな人で、どちらかと言えば、人に従うタイプの人」です。
Bさんは、「責任感があり、誰に対しても、お思いやりを持っているタイプの人」です。
そんな2人にお仕事が任され、一緒に作業をする事となりました。
しかし、作業を進めていくと、様々な問題が発生してきました。
発生した問題について、はじめは、AさんとBさんは、話し合いをして解決をしていました。
しかし、数をこなしていく内に、Bさんの考えに、Aさんは従うだけとなっていきました。
そして、BさんはAさんに負担をかけていると思い、その後に発生した問題は、「Bさんだけで考えて対応する」事としました。
これは一見、BさんがAさんの負担をなくすように、「協調性」を発揮させたように見えますが、間違いです。
Bさんは、「問題の解決」という題材について、「考える機会をAさんから奪ってしまった」事となります。
Bさんは、「Aさんが考えなくてはいけない事まで、背負いこんだ」事となります。
Aさんの考えをBさんは聞かなくなり、かつ、自分の負担を増やしてしまった事となりますので、「協調性」については、「欠けた行為」となります。
これは、極端な例です。
Bさんは、Aさんに対して、「思いやり」や「好意」でおこなった行動です。
この行動は素晴らしいのですが、「協調性」を考えた時は、AさんとBさんの両方が、「損得を譲り合い、協力をする事を考えるべき」となります。
言い方を変えると、AさんもBさんも、「両方とも成長できるように、考えて行動する事」が重要となります。
協調性を身につける基本の考え方と行動
「協調性」を「どのように身につけるのか?」、基本となる「考え方と行動」となります。
まずは「人の話しをしっかりと聞く事」となります。
話しを聞いて、理解をした上で、「自分の考え」を伝えます。
したがって、「自分の考えや気持ち」を伝えられるようになる必要があります。
もし、「自分の考えや気持ち」を伝えられない時は、「自分の考えを整理する時間」を作るようにしてください。
「自分の気持ちや考え」をメモやノートに書き出して、その中から相手に伝えるべき事を抜き出すようにします。
このやり方は、普段、「頭の中」で普通に行っている行動となります。
しかし、「疲れや混乱」をしていると、「頭の中」だけでまとめる事が難しくなります。
無理に「頭の中」だけで考えるよりも、書き出した方が、整理にかかる時間が少なくなります。
次に、「否定はしない事」です。
これは、「なんでも受け入れる」という意味ではありません。
まずは、「ちゃんと、全てのお話しを聞いてみる事」となります。
「否定」をしてしまうと、そこからのお話しも、全てナシとなってしまい、それでは、「言った事」は理解できても、「考え方」を理解する事はできません。
考え方を理解する為にも、お話しは最後まで聞いて、そのお話しに対して、「自分の意見」を伝えるようにしましょう。
次が、「相手の事を考える」となります。
「譲り合い協力する事」で、「お互いが得」となるような、「考え方や行動」が「協調性」となります。
しかし、「自分の損得」は分かりますが、「相手やまわりの人にとっての損得」は、状況や立場によって、大きく変わります。
その時の状況や立場も考えて、「相手の事を考える」必要があります。
また、「相手の成長」も同様に考えるべきです。
社歴の上や下に関係なく、自分やまわりの人が同じように成長できる事も、自分なりに考える必要があります。
「協調性」を身につける「考え方や行動」には、他にも色々とありますが、まずはこれらの「基本」を意識して頂きたいと思います。
そして、絶対に「喧嘩」はしないでください。
「喧嘩」をすると、関係の回復が面倒となります。
「熱い意見交換」までは良いのですが、それ以上となりそうな時は、トイレなどへ行き、頭を冷やす時間を作るようにしましょう。
simacatより一言
「協調性」を利用して、「良いように使われる事」があります。
「自分、利用されている?」と感じた時は、「協調性を身につける基本の考え方と行動」を思い出してください。
もし、その考え方や行動に一致していない時、「良いように使われる事」が「協調性を乱す行為」となっています。
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