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【ざっくり解説】ロジカルシンキングとクリティカルシンキングとは!?論理的思考と批判的思考を簡単解説!!

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【ざっくり解説】ロジカルシンキングとクリティカルシンキングとは!?論理的思考と批判的思考を簡単解説!!

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はじめに

お仕事には様々な問題や課題がついてまわります。

その問題や課題を解決する為に考える必要があります。

その考え方には「ロジカルシンキング」と「クリティカルシンキング」という物があります。

「ロジカルシンキング」という言葉を、耳にされたことのある人は多いと思いますが、考え方には「クリティカルシンキング」という方法もあります。

「どちらが優れているとか」、「どちらかを利用しなければいけない」ということではなく、どちらも利用して考えることできると、課題や問題の解決スピードが早くなったり、品質の向上につなげる事ができます。

「ロジカルシンキング」と「クリティカルシンキング」について、簡単に解説をします。

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ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキングとは、「論理的思考」という意味です。

ロジカルシンキングは英語の「Logical Thinking(ロジカル・シンキング)」で、意味は「論理的な思考」となります。

「論理的」とは、「論理にかなっている、筋道をたてている」という意味となります。

簡単な言葉にしてしまうと、「問題や課題の解決に対する筋道がしっかりとしていて、誰にでも理解ができる」事となります。

そして、この「論理的」に「思考」を加えた物が「論理的思考」である、「ロジカルシンキング」となります。

「論理的思考」を行う場合は、まずは「問題や課題」があることが前提となります。

例えば、「売上の伸ばす」という「問題や課題」があるとします。

売上を伸ばす

これでは、あまりにザックリとしすぎていて、何をすれば良いのか分かりません。

まずは、「売上の伸ばす」事とはどのような事なのかを明確にします。

売上を伸ばす

去年の売り上げの10%増

「去年の売り上げの10%、売上を伸ばす」事とします。

それでは、「具体的に何をするのか?」を考えます。

売上を伸ばす

去年の売り上げの10%増

新規顧客を開拓する

新商品の開発を行う

営業活動の時間を増やす

「具体的に何をするのか?」を挙げましたが、それぞれについて、「具体的にどのようにするのか?」を考える必要があります。

売上を伸ばす

去年の売り上げの10%増

新規顧客を開拓する

飛び込み営業をする

電話でアポイントを取り付ける

SNSや広告など、広報に力をいれる

新商品の開発を行う

現在の市場を調査し、需要が高いと思われる物を開発する

既存の商品で、新機能を加えた物を開発する

既存の商品で、機能を削った安価な物を開発する

営業活動の時間を増やす

1日に訪問するお客様を増やす

営業する地域を広げる

担当営業を増やす

「去年の売り上げの10%、売上を伸ばす」為に、「具体的にどのようにするのか?」を考えました。

そして、これらの考えをさらに「掘り下げていく考え方」が「論理的思考」となります。

「問題や課題があり、解決をする為にはどうする?」を考えます。

もちろん、「現実的ではない事」も考えの中には出てきます。

しかし、これについても、「なぜ、現実的ではないのか?」の理由が必要となります。

例えば、「新商品の開発を行う」については、「費用も時間もかかる」とすれば、「現実的ではない事」とする事ができます。

最終的に、「論理的思考」にて考えられた、「問題や課題の解決に向けた具体的な方法」が作成されます。

この「具体的な方法」を人が見たとき、「どうして、このような考えに至ったのか?」を知る事ができます。

もちろん、自分の主観で作成した場合、他の人の考え方が入っていません。

色々な人の意見を取り込んで、「具体的な方法」に加えていく事も重要な事となります。

余談となりますが、具体的な方法については3つほど考えておく事が望ましく、それぞれに「メリットとデメリット」を付け加えておくと、他の人が理解しやすい内容となりますし、自分自身も「なぜ、そのような発想をしたのか?」について、思い出す事ができます。

クリティカルシンキングとは

クリティカルシンキングとは、「批判的思考」という意味です。

クリティカルシンキングは英語の「Critical Thinking(クリティカル・シンキング)」で、意味は「否定的な思考」という意味となります。

「否定的」とは、「批判や打ち消し」といった意味となります。

簡単な言葉にしてしまうと、「問題や課題の解決に対して、疑い、批判をする事で視野を広げ、冷静に思考する」事となります。

「疑い、批判をする」というネガティブな言葉を使いましたが、「馬鹿にしたり、暴言を吐く」事ではありません。

自分の考えも、人の考えも、「客観的に正しいのか?」を常に思考に取り込むという意味です。

人はどうしても、「人」に頼りがちとなってしまいます。

「Aさんが言っていたから」など、「問題や課題」を解決したい一心で、根拠も分からない事を思考に加えてしまいがちです。

導き出された「問題や課題」の解決に向けた「具体的な方法」について、「根拠」や「裏付け」もあわせて考える事が「クリティカルシンキング」となります。

「ロジカルシンキング」は「問題や課題」を「掘り下げていく考え方」でしたが、「クリティカルシンキング(批判的思考)」では、挙げられた「問題や課題」、そして「対応案」に至るまで、「疑問を抱き、解決する事を繰り返す考え方」となります。

売上を伸ばす

なぜ、売上を伸ばさないといけないのか?

ここ数年、売上が停滞しているが、人件費は上がっているから

売り上げを伸ばして、どうするのか?

人件費にあてがうのはもちろん、研究開発費などにもお金をかけたい

今、行わないといけないのか?

なるべく早く、この状態を改善したい為、急いで対応をしたい

ロジカルシンキングとクリティカルシンキングを合わせる事が大切

「ロジカルシンキング」と「クリティカルシンキング」を合わせる事が大切となります。

「ロジカルシンキング」では、「問題や課題の解決」に向けて、より具体的になるように、より現実的になるように、掘り下げるように思考を繰り返します。

これにより、「問題や課題の解決の具体的は方法」を導き出します。

しかし、その思考はあくまでも「自分だけの考え」、もしくは「自分の周りの人だけの考え」となっています。

「会社としての考えはどうなのか?」

「社会全体の流れはどうなのか?」

このような発想をする為に、「クリティカルシンキング」が必要となります。

「クリティカルシンキング」は「問題や課題の解決に向けた、具体的な方法が、本当に正しい事なのかを客観的に見る」事が目的となります。

その為に、情報を収集したり、検証を行います。

「ロジカルシンキング」と「クリティカルシンキング」を合わせる事で、より根拠のある、より現実的な思考ができるようになります。

simacatより一言

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いつも、疑問ばかりを口にする人がいます。

少々、面倒臭い人だと思う場面があるのですが、このような人は「クリティカルシンキング」をしているのだと考えると、気持ちも少しは落ち着くでしょう。

しかし、話の腰をおられたりなど、ペースを乱される時があります。

そのような時は、「なぜ、その疑問を抱いたのか?」を確認してみましょう。

そのとき、「単なる興味本位」や「単に不安」であるならば、無理に回答をする必要はありません。

もし、「失敗した経験があるから」などの返事があった場合は、さらにお話しを聞いて、失敗を糧にさせて頂きましょう。

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