お仕事では戦略と戦術が必要?!効率的なお仕事をする為に考える癖を身につけよう!!
聞き流し用動画(YouTube)
はじめに
お仕事は、「効率的」に行い、お仕事の結果は「効果的」である事が求められます。
その為には、事前の調査をしっかりと行い、「何をしたいのか?」「どの様な結果を望んでいるのか?」などを検討し、ゴールは決められます。
しかし、ゴールが決まったらからといって、「即行動」をしてしまうと、「効率的」と言える作業を行う事はできません。
「効率的に」に作業を行う為に、「戦略」と「戦術」を考える癖を身につけましょう。
戦略とは
「戦略」とは、「ゴールに向けた、シナリオやストーリー」となります。
これから行う、お仕事のゴールは明確となっています。
しかし、そのゴールに向けて、「何が必要なのか?(資源)」を明確にする必要があります。
実際にゴールに向けて動き始めた時、「人が足りない」「時間が足りない」「物が足りない」「お金が足りない」「技術力が足りない」と気付いた時、それらの「資源」を調達する為に、余計な労力や時間をかけてしまう可能性があります。
この様な事を避ける為、事前に「ゴールに向けた、シナリオやストーリー」を検討し、それに沿って、予め「資源」の割り当てを行います。
また、「ゴールに向けた、シナリオやストーリー」を作成する事により、「行う事」と「行わない事」を明確にする事ができます。
特に「行わない事」を事前に決めておく事は、重要な事となります。
「行わない事」を行う場合は、明らかに「資源不足」となります。
この「資源不足」も、余計な労力や時間をかけてしまう原因となります。
「戦略」を立てる事により、「ゴールに向けた、シナリオやストーリー」を作成し、明確に「行う事」を導き出し、それに対して的確に「資源」を割り当てる事で、効率的に対応を行う事ができます。
戦術とは
「戦術」とは、「シナリオやストーリーに沿った、具体的な対処」となります。
「戦略」により、「ゴールに向けた、シナリオやストーリー」は決められ、「資源」の割り当ては行われましたが、「具体的にどの様にするのか?」という問題が残っています。
決められた「資源」の中で、「どの様な方法が効率的であるのか?」を検討します。
例えば、物を運ぶのであれば、「車やトラック」を利用するでしょうし、計算をするなら、「表計算ソフト」を利用します。
「車やトラック」を利用する場合、免許を持っていない人や、運転に不慣れな人を担当にする事はありません。
「表計算ソフト」を利用する場合、パソコンに精通し、表計算ソフトを使いこなせる人を担当とした方が良いでしょう。
この様に、「具体的な対処」を検討し、実行します。
「戦術」を立てる事により、「具体的にどの様にするのか?」を検討し、その結果に基づいて行動をする事で、想定した「効率」を得る事ができます。
私生活に溶け込んでいる
「戦略」と「戦術」の考え方は、「私生活に溶け込んでいる」と言っても良いくらい、馴染んだ物となっています。
例えば、「東京から大阪に行きたい」と考えた時、ゴールは「大阪」となります。
しかし、「大阪に行く」だけがゴールではなく、「大阪で何をするのか?」が本当のゴールとなります。
「大阪城をみたい」「たこ焼きやお好み焼きを食べたい」「遊園地へ行きたい」など、「本当のゴール」を決めます。
ここで、「奈良には行かない」、「神戸には行かない」など、行かない場所も決める必要があります。
そして、「予算」や「日数」なども、検討事項となります。
これが「戦略」となります。
この「戦略」から外れた事をすると、「行きたかった所に行けなかった」「お金が余計にかかった」「時間がなくなった」などの結果となります。
「戦略」が決まったら、次は「戦術」です。
「具体的な対処」を決めます。
「大阪」まで、飛行機で行くのか、新幹線で行くのか、車で行くのか?
帰りも同じルートとするのか?
大阪に着いてから、どの様に動くのか?
どこに泊まるのか?
など、具体的な行動をイメージして、検討をして実行します。
いわゆる「行動予定」といわれる物です。
「戦略」は「計画」、「戦術」は「予定と行動」となります。
旅行を例えとしましたが、「習い事」なども「戦略」と「戦術」が重要な要素となります。
「プログラミングを学びたい」と思った時、「何の言語を学ぶのか?」「どの様に学ぶのか?」「どれくらいの時間をかけるのか?」といった「戦略」は重要な要素となります。
「あれもこれもと手を出して、収集がつかなくなってしまった」「ダラダラと続けてしまい身につかなかった」などを避ける為に、しっかりと「戦略」を立てる必要があります。
そして、「戦略」に沿った「戦術」として、パソコンや通信環境を準備し、学習を行う為の環境を整え、実際に学習を行う事となります。
simacatより一言
「戦略」も「戦術」も、「戦争」から生まれた考え方です。
現在では「営業戦略」とか「マーケティング戦術」などという言葉があります。
ご興味のある方は、お調べ頂ければと思います。
ちなみに、「人海戦術」という言葉あります。
多くの人を使って、対応する戦術となります。
「遠くから見ると、人が海の様にみえる」事から、この様な名前となったそうです。
逆の言葉は「少数精鋭」となります。
余談でした。
コメント