ビジネスライクとは?!お仕事では時には必要?!でも冷たい印象?!誤解を解消して上手に利用しましょう?!
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はじめに
「ビジネスライク」という言葉をご存知でしょうか?
最近ではあまり聞かなくなりました。
この「ビジネスライク」について、「冷たい印象」を持たれる人もいるかと思います。
しかし、人間関係が足を引っ張り、お仕事に影響がでるようならば、「冷たい印象」を持たれてでも「ビジネスライク」に徹したい所です。
今回は「ビジネスライク」について触れたいと思います。
お仕事に集中をしたい時など、「ビジネスライクに徹している事」を言い訳にしても、よろしいかと思います。
ビジネスライクとは
「ビジネスライク」とは、「お仕事として割り切る事」「事務的」「能率的」などの意味となります。
英語で、「Businesslike」となります。
「Business」と「Like」で、「仕事的」となるように繋げた、和製英語と思っていたのですが、どうやら英語圏では、本当に利用されている言葉のようです。
日本では、一般的に「ビジネスライクな人」や「ビジネスライクなお付き合い」などという感じで使用されています。
この「ビジネスライク」ですが、「お仕事に対して私情を挟まないイメージ」「事務的なイメージ」となり、これが「冷たい印象」となっています。
しかし、「能率的」という意味も含まれているので、こちらの意味からは、「お仕事ができる人のイメージ」となります。
ちなみに「能率」ですが、「効率」との違いについて、疑問を持たれる人がいると思いますので、簡単に触れておきます。
「能率」とは、「一定の期間で終える事ができる、お仕事の量の違い」となり、「能率が高いと、お仕事を終えられる量が多い為、効率や良い」「能率が低いと、お仕事を終えられる量が少ない為、効率が悪い」となります。
英語圏では、「能率的」という意味で、一般的に使用され、「できる人というポジティブなイメージ」となります。
しかし、残念ながら日本では、「ネガティブなイメージ」を持つ人が多いと思われます。
とはいえ、「ビジネスライクな人」は、お仕事に対して、手を抜く事はしない為、「信頼」される場面が多くあります。
したがって「ビジネスライクな人」は、一見「冷たい印象」はあるのですが、「あの人に任せておけば大丈夫と思われる存在」となります。
ビジネスライクな人の誤解
「ビジネスライクな人」に対する、いくつかの誤解について触れておきます。
「ビジネスライクな人」は、お仕事以外の事について、それほど考える事はしません。
したがって、「感情表現」や「人付き合い」などは最低限とし、「お仕事をする事」に集中をしています。
しかし、ここに少々、誤解が生まれてしまう事があります。
それは、「ただ、人付き合いが苦手だから、人と話さない」という、「寡黙(かもく)な人が、「ビジネスライクな人」と思われている点です。
「ビジネスライク」の意味でも挙げましたが、「効率的にお仕事ができる事」も「ビジネスライク」となります。
人とのコミュニケーションを取らない結果、「お仕事がうまく回らない」「能率が悪い」、そのような場合は「ビジネスライク」ではありません。
必要であれば、しっかりとコミュニケーションを取れる人が、「ビジネスライクな人」となります。
また、職場では「ビジネスライク」であっても、プライベートが同じとは限りません。
お仕事以外の場所でお話しをした時、「意外にお話し好きだった」という事は珍しくありません。
これも「ビジネスライクな人」の誤解で、お仕事の場面では、お仕事に集中をしている為、「コミュニケーションが最低限となっているだけ」となり、「お仕事から離れれば、普通の人」というケースとなります。
これらの誤解が解消されるなら、「ビジネスライクな人」となるのも、それほど悪い事ではありません。
したがって、「ビジネスライク」を「お仕事に集中をする為のスタイル」として、時には「そのスタイルを利用するべき」となります。
お仕事をしていると、「繁忙期」「体調不良」「無気力」など、体調や心境に対して、さまざまな変化があります。
これらの状態の時に、「いつも変わらずにいる」と、精神的な負担となります。
「お仕事をする事」が目的ならば、時には、ただ「お仕事だけに集中をする」事も必要となります。
したがって、このような時に「ビジネスライクな人」を取り入れるのも、「お仕事を続けていく為の工夫」となります。
なお、「いつも元気に、まわりに話しかけている人」が、いきなり「ビジネスライクな人」になると、まわりから心配をされてしまいます。
このあたりの「振り幅」については、調整が必要となります。
まわりに心配をされない程度に、自分が無理をしないでお仕事に集中ができるように、「ビジネスライク」を利用して頂ければと思います。
simacatより一言
「ビジネスライク」で気を付けて頂きたいのが、「口の利き方」となります。
いくら、お仕事に集中をしているからと言って、乱暴な口調をしてはいけません。
これでは、「ビジネスライク」どころか、まわりに敵を作る結果となります。
前述したとおり、「ビジネスライク」は「お仕事を能率的におこなう事」となります。
敵を作りまくっては、これができなくなってしまいます。
したがって、いくら「ビジネスライク」とはいっても、最低限の礼儀は意識をするべきとなります。
それが、「ビジネスライク」という事でもあります。
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