計画運休

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本日は2019年9月10日です。一昨日の晩から昨日の午前中にかけて台風15号が東京首都圏を直撃しました。台風の影響で昨日の朝は各鉄道会社が計画運休を実施しました。その結果、出勤を行う方々に混乱が生じてしまいました。今回は計画運休とその効果について投稿したいと思います。

計画運休

計画運休とは

鉄道会社が事前に告知を行い鉄道の運転を取り止める事です。計画運休となる条件は鉄道会社により様々な様です。例えばJRは計画運休をしても私鉄は運行を行なう場合があります。どこかの電車が動いていれば、そちらを代替とし利用する振替輸送が行われます。

計画運休のきっかけ

約10年前まで計画運休という制度自体がありませんでした。台風など事前に被害の可能性がある事が分かっていても交通機関はできる限り運行をしていました。しかし、その結果は強風や雨により電車がゆっくり走行したり、もしくは状況が改善するまで停車を行う事により乗客を電車の車内に閉じ込めてしまったり、電車の駅の構内に人が集まり混乱が生じると言う事に繋がりました。

そんな中、2014年10月12日に台風19号の接近に伴い、JR西日本が翌日13日の14時頃から京阪神地区の列車の本数を徐々に減らし、16時から終電まで全列車の運休する事を発表し実施しました。

ここから事前に電車が止まる可能性がある様な被害が予測される場合は各鉄道会社の判断により計画運休を実施する様になりました。

効果と問題

効果

計画運休とは事前に告知され電車が動かなくなる為、突然電車が動かなくなる事による乗客の混乱を防げる様になりました。また鉄道会社側も混乱をした乗客に対する対応の負荷を減らす事ができる為、両者に対してある程度の効果はあるとされています。

問題

計画運休は事前に運休が告知されているので一見、問題はなさそうに見えますが実態はそうではありません。

今回の場合ですが朝の8時頃より順次計画運休を解除すると発表がありました。朝の8時頃より順次計画運休を解除すると言われてしまうと利用する乗客の心理は「朝の8時には電車が動き出す」と考えてしまいます。しかし一部の鉄道で電線やレールの確認をした結果、倒木などがあり、その対応に予想以上の時間が掛かってしまい計画運休の解除に時間が掛かってしまいました。その結果、電車の駅の構内では混乱が生じたり、駅に入れない人が外に並んで待つ状況となりました。

また、計画運休の条件が鉄道会社によって異なる為、動き始めた電車を振替輸送の手段として利用する乗客が集中しました。そこでも混乱が生じてしまいました。幸い、最悪はホームから乗客が転落してしまう事故などは発生しておりませんがとても危険な状態だと思います。

どうすれば良いか

鉄道会社の計画運休の条件を合わせる

現在、計画運休となる条件は鉄道会社各社によって異なります。もちろん地下鉄など地上を走らない鉄道もあります。しかし振替輸送の問題からも鉄道各社が同一条件で計画運休を実施すべきだと考えます。振替輸送を行なっている鉄道会社が乗客の集中により事故で止まってしまっては何の為の計画運休だったのか?何の為の振替輸送なのか?が分からなくなってしまいます。

計画運休と合わせた社会の仕組み

鉄道会社各社が計画運休の条件を合わせ、一斉に計画運休を実施し計画運休の解除をしても問題は残ります。特に朝の通勤ラッシュの時間帯はなるべく早く出社をしたい方々ばかりですので、やはり解除時には混乱が発生します。

これを回避する為には社会の仕組み、考え方を変える他はありません。重要な商談や会議など理由は様々あると思います。しかし状況を鑑みた対応を行う必要があります。

この状況を鑑みて指示できるのは国だけだと思います。

各鉄道会社の条件の統一をし、運転再開についても国がGOサインを出す事により行われればスムーズな動きができるのではないでしょうか?会社も国の指示に従った動きができれば乗客の混乱は最低限で済むのではないかと思います。

最後に

計画運休自体に問題はないと思います。

事前に被害を予測して混乱を回避する事は乗客にとって一番のサービスです。鉄道各社もなるべく乗客に迷惑を掛けたくはないという思いから計画運休を早く解除したいと考えている事も理解できます。

しかし、自然災害は何が起こるか分からない部分があります。

今回の台風はかなりの強風を伴っていました。その結果、計画運休の解除までに路線の確認はできても倒木などの撤去が間に合いませんでした。

倒木などの撤去など路線を修復する為に要する時間は状況を見ないと分かりません。

鉄道各社と国とで鉄道が何割の稼働率で計画運休の解除を行うのか、解除を行う際は動いている鉄道と動いていない鉄道をハッキリさせる事が重要だと思います。

結果、振替輸送の問題は解消されないかも知れませんが、根拠のない希望を持って駅で並ぶ乗客による混乱は避けられるのではないかと思います。

来年は東京オリンピック・パラリンピックです。そして夏に行われるので台風が来る可能性もあります。

今の状態で来年を迎えるのは少々不安を感じます。今回の台風が残した物を被害だけでなく教訓として対応策を検討して頂きたいと思います。

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