世界のユニークな税金や変な税金をご紹介?!森林環境税っておかしくないですか?!
聞き流し用動画
はじめに
どこの国にも「租税」という物があります。
一般的に言われている「税金」です。
日本では、国に納める「国税」と地方公共団体に納める「地方税」の2種類の税金を指しています。
今回は「世界のユニークな税金や変な税金」について触れたいと思います。
日本でも2024年度(令和6年度)より「森林環境税」が導入されました。
こちらについても簡単に触れさせて頂きます。
世界のユニークな税金や変な税金
「世界のユニークな税金や変な税金を教えてください」と、「ChatGPT-4o」と「Gemini」のAI両巨頭に聞いてみました。
その結果をご紹介します。
ちなみに「本当にあるのか?」についての真偽は確認していません。
また、「昔はあったが今は廃止された」などもあるかも知れませんので、ご了承ください。
ヒゲ税:ロシア
17世紀のロシアでピョートル1世によって導入された「髭税」は、髭を生やす男性に対して課税される税金です。西洋化を目指すピョートル1世は、伝統的なロシア文化である髭を嫌っており、この税金によって髭を生やすことを抑制しようとしました。現在は存在しません。
窓税:イギリス
17世紀から19世紀にかけてイギリスで課税されていた「窓ガラス税」は、窓の数に応じて課税される税金です。
当時の住宅は窓が少なく、窓が多い家は裕福であると考えられていたため、課税対象となりました。現在は廃止されています。
帽子税:イギリス
18世紀のイギリスで課税されていた「帽子税」は、男性が帽子をかぶる際に課税される税金です。
当時の政府は財政難に直面しており、様々な物品に課税することで収入を増やそうとしていました。
ギャンブル税:マカオ
マカオのカジノで得られる収益に対して課税される「ギャンブル税」は、世界でも最高水準の税率です。
カジノ運営会社に課税される税率は5%ですが、VIP顧客の賭け金に対してはさらに10%の課税がされます。
シャワー税:アイルランド
家庭で使用する水道水に課される税金です。
シャワーや入浴時の使用量に応じて請求されます。
ちなみに、日本では入湯税という税があります。
こちらは温泉や銭湯などの入浴施設を利用する際に課税される地方税になります。
税率は自治体によって異なりますが、一般的に100円~200円程度です。
ソーセージ税:フィンランド
ソーセージに含まれる脂肪の量に応じて課せられる税金です。
健康増進を目的としています。
ソーダ税:アメリカ、メキシコ、イギリスなど
砂糖入り飲料に課される税金です。
健康増進と肥満防止を目的とし、多くの国で導入されています。
ファストフード税:デンマーク、ハンガリー
高脂肪、高糖分の食品に対して課せられる税金です。
健康促進と医療費削減を目的としています。
ポテトチップス税:ハンガリー
2011年に導入されたハンガリーの「ポテトチップス税」は、正式名称を「健康増進税」といいます。
肥満対策を目的として、ポテトチップスをはじめとするスナック菓子や、砂糖を含む清涼飲料水などに課税されています。
脂肪税:デンマーク
2013年に導入されたデンマークの「脂肪税」は、バターやチーズなどの乳製品、肉類などに含まれる飽和脂肪酸量に応じて課税される税金です。
健康増進と医療費抑制を目的として導入されました。
肥満税:ハンガリー
ジャンクフードに対する税金です。
健康促進を目的としていますが、特定の食品に対する課税が公平かどうかは議論があります。
ペットの肥満税:アメリカ
ペットの健康状態を改善し、医療費抑制を目的としています。
アメリカの一部都市では、肥満したペットに対して課税する「ペットの肥満税」が導入されています。
たばこ吐き出し税:フィンランド
たばこの吸い殻や唾を公共の場所で捨てる行為に対する罰金形式の税金です。
公共の清潔さを保つ目的ですが、具体的な徴収方法には疑問が残ります。
テレビ受信料:ドイツ
公共放送の資金を賄うために、テレビを所有する家庭に課せられる税金です。
ラジオやインターネット対応デバイスにも適用される場合があります。
トイレットペーパー税:アメリカ
アメリカの一部の州では、トイレットペーパーに対しても消費税が課されています。
トイレ税:フランス
フランスには、公共トイレを利用する際に課税される「トイレ税」が存在します。
税率は自治体によって異なりますが、一般的に0.5ユーロ~1ユーロ程度です。
バービータックス:アメリカ ミズーリ州
「エクササイズクラブ税」としても知られ、バレエやダンスのレッスンなどに課される税金です。
健康促進を目的とするはずの活動に税金を課すことは一見、逆説的です。
プラスチック袋税:アイルランド
環境保護のため、プラスチック製の買い物袋に課せられる税金です。
これによりプラスチック袋の使用が大幅に減少しました。
雨水税:アメリカ メリーランド州など
雨水管理システムの費用を賄うために導入されています。
娯楽税:インド
映画、コンサート、スポーツイベントなどの娯楽活動に対して課せられる税金です。
州ごとに異なります。
犬税:ドイツ、オランダなど
犬を飼っている家庭に対して課せられる税金です。
地域ごとに異なり、都市部では特に高いことがあります。
渋滞税:ロンドン
ロンドンのコンジェスチョン・チャージ(Congestion Charge)は、市内中心部の特定エリアを平日午前7時~午後6時に走行する車に対して課税される渋滞税です。
渋滞緩和と環境保護を目的として導入されました。
太陽税:スペイン
ソーラーパネルで発電した電力に課される税金です。
自家発電を奨励するはずの政策が、逆に税金で抑制されています。
着ぐるみ税:アメリカ ニューヨーク州
公共の場所で着ぐるみを着るための許可に課される税金です。
観光名所やイベントでの着ぐるみ使用を管理するための措置です。
排ガス税:スウェーデン
車両の排出ガスに対して課される税金です。
環境保護を目的としていますが、自動車の所有や使用を抑制する意図が強く感じられます。
髪型税:アメリカ イリノイ州
美容院や理髪店のサービスに課される税金です。
スタイルやカットの料金に追加されることがあるため、訪問者にとっては驚きです。
風力税:ノルウェー
風力発電所が設置されている地域に対して課せられる税金です。
環境保護と地域振興のために使われます。
以上、「世界のユニークな税金や変な税金」になります
「必要だよねという物」から、「意味が分からないという物」まで色々ありました。
海外旅行にいく時は、「税金」についても調べることをおすすめします。
森林環境税とは
「森林環境税とはなにか?」について触れておきます。
正しくは「森林環境税及び森林環境譲与税」になります。
総務省のホームページより引用します。
【創設の経緯】
森林には、国土の保全、水源の維持、地球温暖化の防止、生物多様性の保全などの様々な機能があり、私たちの生活に恩恵をもたらしています。
しかし、林業の担い手不足や、所有者や境界の不明な土地により、経営管理や整備に支障をきたしています。
森林の機能を十分に発揮させるため、各地方団体による間伐などの適切な森林整備が課題となっています。
このような現状に加え、パリ協定の枠組みにおける目標達成に必要な地方財源を安定的に確保する必要が生まれ、森林環境税及び森林環境譲与税が創設されました。
なお、森林整備が緊急の課題であることを踏まえ、森林環境譲与税は、2019(令和元)年度から前倒しで譲与することとしています。
【使い道】
森林環境譲与税は、市町村においては、「森林整備及びその促進に関する費用」に、また、都道府県においては「森林整備を実施する市町村の支援等に関する費用」に充てることとされています。
都道府県・市町村は、インターネットなどを利用してその使い道を公表しなければなりません。
引用元:総務省のホームページ(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/150790_18.html)
「森林環境税」は、市町村にて個人住民税均等割と併せて1人年額1,000円が徴収される「地方税」になっています。
地方税にて集められた「森林環境税」が国に集められ、「森林環境譲与税」として都道府県、および市町村に配分される仕組みになっています。
しかし、「森林環境の整備に関係する費用」には「農林水産省」が国税にて予算化している「治山事業」や「森林整備事業費」という物があります。
治山事業(令和6年度予算 1,254億円)
治山事業とは、森林の維持造成を通じて山地における地震や豪雨等に起因する災害から県民の生命・財産を保全し、また水源涵養(スイゲンカンヨウ)、生活環境の保全形成を図る事業で、山腹崩壊地の復旧や落石防止対策としての山腹工事、荒廃した渓流での治山ダム設置工事、地すべり防止工事、手入れ不足の森林に対する間伐等の森林整備を進めています。
森林整備事業費(令和6年度予算 624億円)
森林の防災・保水機能の発揮のため、山地災害危険地区周辺や氾濫した河川の上流域等での間伐等のほか、防災機能の強化に向けた林道の開設・改良等を推進するとともに、重要インフラ施設周辺の森林整備を効率的に支援します。
「国税」でも「地方税」でも「同じような目的の為に利用される」という事になります。
ちなみに、「都道府県・市町村は、インターネットなどを利用してその使い道を公表しなければなりません」とあります。
使い道がない場合は、住民から取るだけとって、積み上がってく一方になります。
なんとなく理解に苦しむ「森林環境税及び森林環境譲与税」なので、「東日本大震災の復興増税の代替」と言われてしまっても仕方ないと思われます。
simacatよりひとこと
「国」がお金を必要とする為、「税金」をとります。
お金があれば、「自分たちがやりたい事ができる」為です。
また、「それ相応の立場」で居続けることもできます。
よって、「国がお金を欲しがるのは当たり前のこと」なのかも知れません。
そして、その為に「役人」は頑張っています。
よって、「税金として徴収できるようにする」ということは「役人のステータス」になるのかも知れません。
しかし、そうした「役人の行動」を抑制するのが、本来は「国会議員」です。
いくら、役人が「税金として徴収できるようにする法案」を出しても、「国会議員」が突っぱねれば、それで終わる為です。
しかし、いまの「国会議員」は「役人との同調路線」になっています。
「国民の生活は後回し」のような感じになっています。
衆議院選挙や参議院選挙の時、このような視点でも考えて頂きたいと思います。
簡単に変わることはありません。
しかし、不満があるならば、不安があるならば、少しでも動くべきです。
動かないと、変化することはありません。
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