暗黙のルール?!暗黙の了解?!勘違いや思い違いの原因となるので暗黙は明確にするべきです?!
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はじめに
「暗黙の了解」という言葉をお存じでしょうか?
もしくは「暗黙のルール」などとも言われています。
なんとなく、「一般常識だから悟ってね」という雰囲気のように感じますが、半分は正解、半分は誤りとなります。
今回は「暗黙のルールと暗黙の了解」について触れたいと思います。
「暗黙となっている事柄」は、「勘違い」や「思い違いの原因」となりますので、十分に注意をする必要があります。
暗黙のルールと暗黙の了解とは
「暗黙のルール」と「暗黙の了解」は、同じ意味で捉えられる事がありますが、微妙に異なります。
はじめに「暗黙」の意味となります。
「暗黙」とは、「何も言わない」「黙っている」という意味になります。
そして、「暗黙のルール」の意味となりますが、「明確にルール化されていない決まり」「誰からも指示されていないのに、みんなが守るルール」となります。
つぎが「暗黙の了解」の意味となりますが、「言葉にしなくても理解し、了承する事」となります。
つまり、「暗黙のルール」は「規則や決まり」について、「暗黙の了解」は「理解や了承」について、特に指定や指示をされる事なく従い、そして、おこなわれる事となります。
そして、「暗黙のルール」や「暗黙の了解」は、「常識やマナー」で利用される場面が多くあります。
したがって、「一般的な常識やマナー」を理解する事が、「暗黙のルール」や「暗黙の了解」の対策になると考えられます。
しかし、「一般的な常識やマナー」が変化をする場所があります。
それは、「特定の組織や団体の中」となります。
これは、「特定の組織や団体の習慣がある為」となります。
たとえば、「会社組織の中」となります。
多くの人が、この「会社組織の常識やマナー」に悩まされる事があります。
理由は、「暗黙のルール」や「暗黙の了解」が存在している為となります。
「暗黙」となっているので、「会社組織の常識やマナー」について、いちいち言葉で説明される事はありません。
とはいえ、「暗黙のルール」は、「暗黙」とはいえ、「ルール」なので、従う必要があります。
その結果、「なぜ、そのルールを守る必要があるのか?」が、分からないのに従う事となります。
「暗黙の了解」は、「暗黙」にも関わらず、「理解をして了承をする」必要があります。
その結果、「なぜ、それをおこなう必要があるのか?」も分からずに、了承をする事となります。
はじめのうちは「違和感」を感じるかも知れませんが、その「違和感」もいつかはなくなり、そのまま「暗黙」が守られる事となります。
そして、それが「会社組織の常識やマナー」として、受け継がれていく事となります。
暗黙は勘違いや思い違いの原因になる
「暗黙のルール」や「暗黙の了解」は、「明確にされていない」事が問題となります。
これは、「言った、言わない」「知っていると思っていた」などの、「勘違い」や「思い違い」の原因となります。
この「勘違い」や「思い違い」を防ぐ為には、「暗黙な事柄」であっても、しっかりと「明確」にする必要があります。
この「明確」にする行為が、「確認」となります。
「そんな事は常識です」や「今さら何の確認なの?」と言われるかも知れません。
しかし、「常識」だからといって、「暗黙」である必要はありません。
「確認をする事に問題がある」と考える方が、問題となります。
したがって、あまり「暗黙のルール」や「暗黙の了解」に縛られず、「自分が分からない事」「自分が理解できない事」については、しっかりと確認をして、理解をする必要があります。
これは、自分が理解した事を相手に伝え、相手が同意する事ができれば、「勘違い」や「思い違い」を防ぐ事ができる為となります。
そして、お客様などの社外の人に対しても、「暗黙のルール」や「暗黙の了解」は存在します。
社外の人に対して、この「暗黙」の「確認」は、「常識を疑われる可能性」があり、それがキッカケで、お付き合いに影響が出る可能性がある為、少々難しく感じるかも知れません。
しかし、社外の人だからこそ、「勘違い」や「思い違い」は、防ぐべきです。
社外の人に対して、「暗黙」に対する「確認」をおこなう場合は、「議事録」など、「会話の内容を書面に残す」というやり方が、有効となります。
これは、「書面にない事は、会話に出なかった」事となる為です。
その結果、「勘違い」や「思い違い」を防ぐ事ができます。
もちろん、「書面」にした場合は、「暗黙」に対する「確認」と同様で、相手にも内容を確認して頂き、自分が理解した事を相手に伝えるようにしてください。
「勘違い」や「思い違い」により、失敗をする事はよくあります。
そして、この「勘違い」や「思い違い」の殆どは、確認漏れとなります。
その確認漏れの裏には、「暗黙のルール」や「暗黙の了解」の存在があります。
したがって確認漏れを防ぐ為にも、お仕事での「暗黙」については、できる限り「明確」にするべきとなります。
simacatより一言
「暗黙のルール」や「暗黙の了解」が、「会社組織の常識やマナー」となっている時、「社内での常識が社外では非常識」となる物が出てくる可能性があります。
「一般的な常識に沿った事柄」なら良いのですが、中には「恥ずかしい事柄」という物もあります。
したがって、「会社組織の常識やマナー」については、常に「一般的な常識」を意識するようにしてください。
その為に考えるポイントが、「なぜ、必要なのか?」「なぜ、そうするのか?」となります。
これは、「正しい事」と「誤っている事」の判断にも、影響する事となります。
お仕事をしていて、「暗黙のルール」や「暗黙の了解」と出会った時、その事柄について、しっかりと考え、理解する事を心掛けてください。
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