使命感とはどういう意味?!お仕事にどのような影響があるのか?!使命感から生まれる物とは?!
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はじめに
お仕事で「使命感を持って欲しい」などと言われる事があります。
「分かりました」と答え、すぐに行動できる人は、少ないと思います。
なぜなら、分かっているなら、そのように行動をしている為、「使命感を持って欲しい」とは言われないからです。
したがって、ほとんどの人は、「使命感ってなに?」と思い、「何をすれば良いのか?」と考える事となります。
そして、何かを求められている事は分かるのですが、「具体的に何をすれば良いのか?」、悩んでしまいます。
理想は、「具体的な行動の指示」がある事です。
「具体的な行動の指示」があれば、それが「自分に必要な事なのか?」を考える事ができ、「自分に必要な事」なら、気持ち良く受け入れ、そして、行動をする事ができるからとなります。
仮に、「自分には必要のない事」と思った時は、スッキリしないかも知れませんが、そんな中でも「自分の為になる事」を探す事ができます。
しかし、「具体的な行動の指示」がないので、どうしたら良いのか、分からない状態となります。
分からない状態の行き着く先は、「使命感とはなに?」「何をする事なの?」となります。
実は「使命感」はすでに、「具体的な行動の指示」となっています。
今回は「使命感」について触れます。
「使命感とはなにか?」「使命感から生まれる物」について、参考にして頂ければと思います。
使命感とは
「使命感」とは、「お仕事など、与えられた事柄を成し遂げようとする気概や責任感」という意味となります。
「気概」とは、「強い意気」「屈しない気持ち」となります。
「責任感」とは、「責任を重んじる気持ち」となります。
「使命感」とは、「強い意気」「屈しない気持ち」「責任を重んじる気持ち」を持ち、「与えられた事柄を成し遂げる」という意味となります。
しかし、言いたい事は分かるのですが、なんとなくパッとしません。
なぜならば、「責任感」も「気概」が必要で、「与えられた事柄を成し遂げる行動」となる為となります。
それならば、「使命感」と言われた時は、「責任感に脳内変換する」事で解決します。
時と場合によっては、それでも良いのですが、参考までに2つの質問の文章を挙げます。
- このお仕事を最後まで成し遂げる「使命感」はありますか?
- このお仕事を最後まで成し遂げる「責任感」はありますか?
この文章の違いは、「使命感」と「責任感」だけです。
同じ意味として考えると、少し「違和感」があります。
整理をする為に、「この文章が使われるタイミング」として、「お仕事が始まる前」と「お仕事がおこなわれている時」という要素を加えます。
「お仕事が始まる前」であれば、「使命感」がしっくりします。
「お仕事がおこなわれている時」であれば、「責任感」がしっくりします。
これが、「使命感」と「責任感」の違いとなります。
「使命感」は未来に向けての「気概」で、「お仕事が始まったら、最後まで責任感をもって成し遂げる」という意味で考えると、整理ができます。
それでは、「責任感」となりますが、これは、現在の「気概」で、「始めたお仕事について、最後まで責任感をもって成し遂げる」という意味で考えると、整理ができます。
「使命感」も「責任感」も、どちらも「最後まで成し遂げる」事に変わりはありません。
しかし、それらを感じるタイミングにより、「未来に向けて感じる気持ち」と「現在、感じている気持ち」となります。
「現在、感じている気持ち」に「責任感」を感じる時、これは、「やり遂げないといけない」と思う気持ちで、「義務感」となります。
「義務感」は、どちらかというと、「前向きな気持ち」ではありません。
一方、「使命感」は、これからおこなう事に対して「やり遂げる」と思う気持ちとなるので、「前向きな気持ち」となります。
「使命感」と「責任感」を考える時、このような形で整理をして頂ければと思います。
したがって、今、おこなっているお仕事に対して、「使命感を持って欲しい」と言われた時は、「未来に向けた考えの中にある、今の事を考えて欲しい」という整理になります。
使命感から生まれる物
「使命感」は、「未来に向けての気概で、前向きな気持ち」です。
お仕事が始まる前に「使命感」を持つ事により、「最後まで責任を持って成し遂げる」という行動となります。
しかし、今後、どのようなお仕事が任されるのかは、分かりません。
それでは、「お仕事に対して、どのような考え方で使命感を持つのか?」となります。
「責任感」は、お仕事を「作業」という単位で考え、これを「最後まで責任を持って成し遂げる」事となります。
しかし、「使命感」では、お仕事を「作業」という単位で考えません。
「使命感」を考える時は、「作業」という単位では考えず、お仕事を通して、「自分の夢や自分のやり甲斐につなげていく」と考えます。
この、「自分の夢や自分のやり甲斐につなげていく」と考える事により、「ひとつひとつの作業を最後まで責任を持って成し遂げ、そして、それを繰り返す」事ができます。
そして、「自分への課題」を考える事ができるようになります。
この「自分への課題」により、ひとつひとつの「作業」から、「自分の夢や自分のやり甲斐につながる事」を見つけたり、気付いたりし、それらを「自分の物にしていく事」ができます。
この「自分の物にした」と実感をした時、喜びを感じる為、また次の「作業」に対しても、「意欲が湧く」事となり、これが「原動力」となります。
「使命感」を持つ事により、「自分への課題」を見つけ、これを「自分の成長」につなげる事ができます。
これが「使命感から生まれる物」となります。
「使命感」は、時には自分を苦しめ、障害となる事があるかも知れません。
しかし、「使命感」があるから乗り越える事ができます。
「使命感」がある事により、お仕事が充実します。
そして、それは「自分の生活を充実させる事」につながる物となります。
simacatより一言
「使命感」が分からないという人は珍しくありません。
「使命感」がないからと言って、不幸になるわけではないですし、お仕事が必ず失敗するわけでもありません。
したがって、無理にひねり出す必要はありません。
もし、「使命感」が分からない場合、「責任感」を大切にしてください。
この「責任感を大切にする」というのも、「使命感」となります。
「使命感」は、他人が考えた物では、あまり意味はありません。
自分で考えて、思い、おこなうから、「使命感」となります。
そして、「自分で考えるから、思い続ける事ができる物」となります。
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