お仕事を失敗すると損失が発生する?!あらかじめ損失を知る事でリスクを抑える工夫ができる?!
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はじめに
「お仕事での失敗」が怖いのは、「上司や管理者に怒られるから」だと思います。
それでは、「なぜ、怒られるのか?」となります。
これは、「同じ失敗を繰り返さない為」となります。
それでは、「なぜ、同じ失敗を繰り返してはいけないのか?」となります。
理由は、「失敗」をする事により、「損失が発生するから」となります。
「損失」には様々な物があり、中には「人の命を脅かす物」もあります。
したがって、お仕事をする時は「損失をイメージする事」が重要となります。
これは、「失敗をすると、どれくらいの損失が発生するのか?」を考える事となります。
この考えにより、「お仕事のやり方の工夫」をして、「損失の規模を抑える事」が可能となります。
また、あまりにも「損失の規模が大きい」場合は、「体制の強化の提案」や「お仕事の辞退」という選択をする事も可能となります。
これは、言い換えると「損失を知る事はリスクを知る事」で、「リスクを抑える工夫がおこなえる」という事となります。
「リスクを抑える工夫」を「リスクコントロール」と言います。
お仕事をする時に、「失敗の損失」を考えると、「怖くて緊張する」かも知れません。
しかし、「リスクを抑える工夫」は「失敗に対する備え」となりますので、考えるべき事柄となります。
失敗をすると損失が発生する
「お仕事を失敗すると、必ず損失が発生」します。
「失敗」とは、「目的を果たす事ができなかった」という意味です。
お仕事で、「目的を果たす事ができなかった」とは、「成果がなかった事」となります。
一般的に、「お仕事とは、人が動いて成果を出す事」です。
そして、お仕事での「成果」とは、「良い結果」です。
「悪い結果」を「成果」とは呼びません。
お仕事でポイントとなるのが、「人が動く」という点です。
「人が動く」という時点で、必ず人件費という「費用」が発生します。
そして、「成功の定義」ですが、「人が動き、良い結果となる事」となります。
したがって、「失敗の定義」とは、「人が動いたにも関わらず、良い結果にならなかった事」となります。
そして「失敗」は、「良い結果とならなかったのに、費用だけが発生した事」となり、これが「損失の発生」となります。
これが、「お仕事を失敗すると、必ず損失が発生する理由」となります。
なお、「失敗」をしても許される場合があります。
これは、「経験や教訓」を得られた事が理由となります。
この得られた「経験や教訓」を今後のお仕事で活かす事ができれば、「損失を埋める事ができる可能性」がある為です。
しかし、「失敗を繰り返す」とは、「経験や教訓を得られていない事」となる為、「損失を埋める事ができる可能性がない」という事となります。
したがって、「怒られる」という形の指導となってしまいます。
損失の規模を考える
「損失」には色々な事柄があり、これが「損失の規模」に関係します
一番分かりやすいのは「人・物・お金」となります。
「人」は「信用や信頼の損失」、「物やお金」は「費用(コスト)の損失」となります。
「信用や信頼」については、「失敗をした本人」「上司や管理者」「会社」、それぞれが失う事となります。
最悪、「会社」が「信用や信頼」を失った場合、「倒産の危機」となる可能性があります。
そして、「費用の損失」とは、「人件費」「道具や機材の購入費」「作業場の賃貸料」など、「すでに使用されたお金」となります。
「失敗」により、全てが「損失」となる事は珍しいのですが、「それなりの損失が発生する」事となります。
そして、これも最悪、「会社」が「倒産の危機」となる可能性があります。
したがって、「損失の規模を知る事」とは、「人、物、お金に、どれくらいの影響を与えるのかを知る事」となります。
そして、「影響が小さいほど、失敗による損失は少ない」事となり、言い換えると「影響を小さくする事により、失敗による損失を減らせる」という事となります。
この考え方が、「リスクコントロール」となります。
お仕事を教わる時点から、「影響」についても確認をしておけば、「失敗」に備える事ができます。
「人、物、お金に、どれくらいの影響を与えるのか?」を知り、「影響が大きい場合は、影響を抑える工夫」を考える事で、それが「失敗に対する備え」となります。
なお、「損失の規模」については、「会社独自の考え方」や「職場独自の考え方」があります。
その「考え方」にあわせて、「失敗」に備えた「リスクコントロール」を考えて頂ければと思います。
simacatより一言
「自分があつかっている金額」「自分が関わっている金額」に対して、意識が薄い人がいます。
実は、「パソコンのエンターキー」を1回押すだけで、数億円が動いている可能性もあります。
お仕事では自分がおこなっている作業の内容はもちろんですが、「自分があつかっている金額」「自分が関わっている金額」についても知るようにしてください。
それが「失敗による損失」を知る事、「失敗による影響」を知る事となります。
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