結果にコミット?!コミットメントの意味とは?!ついでにオミットにも触れておきましょう?!
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はじめに
某会社のCMで「結果にコミット」という、キャッチコピーがあります。
日本語の文章の中に英語が入ると、何となく格好の良いフレーズとなります。
しかし、「結果にコミット」とは、どのような意味なのでしょうか?。
今回は、この「コミットの意味」について触れたいと思います。
また、「コミット」の対義語となる、「オミット」についても合わせてご紹介致します。
コミットとは
日本のビジネス用語で「コミット」を使用する時は、「責任を持って、約束をする」という意味となります。
したがって、某会社のCMの「結果にコミット」とは、「責任を持って引き受け、結果を約束する」という意味となります。
「コミット」は英語の「Commit(コミット)」で、この名詞が「Commitment(コミットメント)」となります。
「Commit(コミット)」の意味は、「責任を持って引き受ける」「約束をする」などとなります。
「Commitment(コミットメント)」の意味は、「責任」や「約束」意外にも、色々な意味があり、例えば、「献身」「専念」「義務」「制約」「投獄」などとなります。
英語に訳してしまうと、日本語として理解されている「コミット」から、離れた意味も含まれています。
「日本語とは少しだけ、解釈に違いがある」という事となります。
したがって、専門的なお仕事でない限りは、「ビジネス用語」として、「コミットとは、責任を持って約束する事」という理解で問題はありません。
例えば、一般的なビジネスシーンでは、「売上拡大をコミットします」「プロジェクトの成功をコミットします」など、「強い意志をあらわす場面」で利用します。
ちなみに政治の世界でも「コミット」は利用されていて、この場合は「公約」という理解となります。
余談ですが、IT業界では、この「コミット」は、非常に利用されている言葉となっています。
これは、「プログラム言語で利用される命令」となっている為です。
ある「情報」を入力し、この時はまだ、修正や削除の可能性がある為、「仮登録」としておきます。
そして、「本当の登録」をおこなう時に、「コミット」が命令され、「仮登録の情報」が「本当の情報」となります。
「ビジネス用語」として利用されている「コミット」は、「これからのおこないに対する、姿勢をあらわす言葉」なのですが、IT業界では、このような背景から、「コミット」は「情報の確定」「約束の確約」という意味で理解される場面があります。
しかし、「責任を持って、約束をする」という意味に、違いはありません。
オミットとは
「オミット」とは、「除外する」「無視する」「省略する」という意味となります。
「コミット」は「責任を持って、約束をする」という意味から、「プラスの要素」「加える要素」となりますが、「オミット」は、「マイナスの要素」「省く要素」となります。
そして、こちらも英語の「Omit(オミット)」が、そのままビジネス用語として利用される形となっています。
「オミット」の利用場面の例えとなります。
仮に、手順①から手順⑤までを順番に行う作業があるとします。
この時、「手順③をオミットする」という指示は、「手順③はおこなわない」事となります。
この他にも、文書中の文言のカットの際も「オミット」という言葉が利用されます。
「オミット」と耳にした時は、「除外する」「無視する」「省略する」とイメージをしてください。
なお、「オミット」という言葉に流されてしまいがちですが、重要なのは「オミットする理由」となります。
「オミットする理由」が理解できないまま、「オミット」をしてしまうと、後にトラブルとなる可能性があります。
したがって、「オミット」という言葉を耳にした時は、必ず「オミットする理由」を確認してください。
ちなみに、「オミッションエラー」という類似の言葉があります。
こちらは「オミット」に比べると、聞き慣れない言葉となっていますが、理由があります。
通常、この「オミッションエラー」という言葉は利用されず、「ヒューマンエラー」という言葉が利用されます。
「ヒューマンエラー」は、お仕事をしていれば、耳にする言葉だと思います。
「オミッションエラー」とは、「やるべき事をやらなかった事」が原因により、障害を発生させてしまう事です。
通常、アプリケーションやプログラムなどによる同様の障害は、「バグ」などと呼ばれていますが、人がおこなう作業の場合は、「ヒューマンエラー」と呼ばれ、「人為的なミス」と解釈されます。
したがって、「オミッションエラー」とは、「アプリケーションやプログラムならバグ」「人がおこなうとヒューマンエラー」と呼ばれています。
なお、「やるべきではない事をやってしまった事」が原因で障害を発生させてしまう事を「コミッションエラー」と呼びます。
しかし、これも「アプリケーションやプログラムならバグ」「人がおこなうとヒューマンエラー」となります。
simacatより一言
「コミット」も「オミット」もビジネス用語でしたが、CMなどで利用されると、一般的な用語となります。
お仕事をしている人ならば、知っていて当たり前という風潮がありますので、これを機会に覚えて頂ければと思います。
今後も、気になるビジネス用語を取り上げたいと思いますので、宜しくお願いします。
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