お仕事の考え方の幅を広げる基本とは?!まずは足す考え方と引く考え方を身につけよう!!
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はじめに
人間は「本質的に足す事で解決する」そうです。
何かを買って、解決する。
何かを増やして、解決する。
このような方法で「解決をする傾向が強い」という事です。
たまに「断捨離」など、「捨てる事」で解決をする場合もあります。
「捨てる事」は「引く事で解決」となるのですが、ある程度の覚悟の末の行動となります。
お仕事をおこなう上ではどうでしょう?
「足す事で得られる効果」と「引く事で得られる効果」を客観的に考える事は、「お仕事をおこなう上での工夫」につながります。
「足す考え方」も「引く考え方」も、両方とも必要で、普段から癖とするべき、基本の考え方となります。
足す考え方
「足す考え方」とは、「何かを増やす事」で、「問題を解決する」「現状を改善する」考え方となります。
例えば、「パソコンなど、物理的な物を増やす事」や、「作業などを増やす事」となります。
しかし、「足す考え方」は、「お金がかかる事」です。
これは、「何かを買う事」もそうですが、「作業など、人が手間をかける事」も、「人件費という、お金がかかる事」となります。
したがって、「足す考え方」とは、「お金をかけてでも、おこなう事柄」となります。
例えば、「パソコンの性能が低いから、作業に時間がかかる」という問題があるとします。
この場合、現状よりも、性能の高いパソコンに買い替える事により、作業時間などが短縮されます。
お金をかけて、パソコンを買い替えた結果、「作業時間の短縮」となります。
「作業時間の短縮」にて、今までかかっていた「人件費が減る事」となります。
この「人件費が減る事」が「効果」となります。
そして、この「効果」により、パソコンの買い替えに「かかったお金の回収」ができて、はじめて「良い結果」となります。
この「良い結果」となる事が、最も重要な点となります。
気をつけたいのが、「とりあえず解決しよう」と考え、「作業を増やす事で解決」した場合となります。
「作業を増やす事で解決」する場合は、「作業時間の確保」が必要となります。
しかし、「作業時間の確保」ができていない状態で、「作業」だけを増やしてしまうと、「人手不足」となります。
「人手不足」となった時、休日出勤や残業などの時間外労働が発生してしまい、「かかったお金を回収」するどころか、さらに人件費をかける事となります。
これでは、「効果があった」とは言えません。
そして、結局「人を増やす事」が必要となるので、「良い結果」にもなりません。
「足す考え方」は、「お金のかかる事」です。
「効果」はもちろんですが、足す事で「かかったお金を回収できる事」が、「良い結果」となります。
なお、「何かを売るお仕事」の場合は、この限りではありません。
そもそも、会社は何かを売って、利益を得ています。
したがって、お客様に対しては、「足す考え」が前提となっています。
「足す考え方」にて、「お客様に増やして頂く事」で、売上げを得ます。
人間は「本質的に足す事で解決する」、この特性を上手に利用して頂ければと思います。
引く考え方
「引く考え方」とは、「足す考え方」とは逆で、今まであった物やあった事をなくして、「問題を解決する」「現状を改善する」考え方となります。
これは、「現状を見直す事」で、「今まで当たり前におこなっていた作業について、見直す事」、「今まで当たり前にかかっていたお金について、見直す事」となります。
「現状を見直す事」で、「不要な物を排除」する事が、「引く考え方」となります。
例えば、「誰に聞いても、目的も理由も分からない作業」や「なんの成果も出ていない作業」があるとします。
「引く考え方」とは、このような作業を「やめる事」となります。
「やめる事」で、「目的がはっきりとしている作業」「成果を出している作業」に時間を割り当てる事ができ、これが「効果」となります。
そして、この「効果」により、「人件費が削減された」時、「良い結果」となります。
ただし、「やめる事」で、問題が発生する場合があります。
「誰も知らなかった作業」が、「実は重要な作業だった」というケースです。
したがって、「やめる事」をしたとしても、その影響については、1年間ほど、様子を見る必要があります。
また、「必要だった場合の対処の手順」も考えてから、「やめる事」をおこなうようにして下さい。
simacatより一言
「足す考え方」と「引く考え方」、「どちらが良い結果となるのか?」を客観的に考え、「良い結果となる可能性が、高い方」を選択できる事が理想となります。
これは経験により、左右される部分が多いのですが、もし「足す考え方」で行き詰まった時は、ためしに「引く考え方」をする事で、「気づき」があるかも知れません。
考え方に幅を持たせる事で、「問題や改善に対する提案」をより多く考える事が、できるようになります。
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