マンモスをご存知ですか?!マンモスは象の祖先ではないのです!!
はじめに
現在、東京・お台場の日本化学未来館にてマンモス展−その『生命』は蘇るか−が開催されています。
ここでは近年ロシアの永久凍土から発掘された世界初公開を含む貴重な冷凍標本など大変興味深い展示が行われています。
2019年11月4日まで開催しているのでお時間のある時に出掛けてみては如何でしょうか?休館日があるのでお出掛けの際はお調べください。
そして今回はマンモスについてです。
マンモスとは
哺乳綱長鼻目ゾウ科マンモス属 (Mammuthus) に属する種の総称で像に似ています。種類によってアフリカ象の様に牙があり、その長さが5.2メートルに達することもあります。
しかし、現存する像の直接的な祖先ではありません。
太くて長い体毛を生やしており、体長540センチメートル、肩の高さ3メートル~3.5メートルの大きさがあった様です。
しかし体高が1メートルほどしかないマンモスも存在していた様で一般的にイメージする巨大な像的なアレばかりではなかった様です。
生息期間
諸説ありますが、約400万年前から1万年前頃まで生息していたと言われています。最古のマンモスは約500万 – 400万年前に北アフリカで生まれたとされています。
そこから世界に広がり南北アメリカ大陸、ユーラシア大陸、アフリカ大陸など広い地域で生息範囲を広げました。
皆さんのイメージにある体毛の長い種類はアラスカや北アメリカで生息しいたマンモスです。
南北アメリカ大陸には大型で短毛のマンモスも生息していたとされており、最後まで生息していたマンモスとなっている様です。
何を食べるのか
大型のイメージと牙の長さから肉食のイメージもありますが実際に発掘されたマンモスの胃からはイネ科やヨモギ科の植物と思われる物が摘出された事により草食とされています。
マンモスが生息していた時期は氷河期と言われています。
氷河期に植物が?と思われると思いますが、マンモスが生息していた地域は乾燥した地域で植物が育つには適した環境でした。
豊富な食料と環境に支えられマンモスは長い期間、生息していました。
どうして絶滅したのか
これも諸説あり現在は2つほどが有力とされています。1つは氷河期の終焉、もう1つは人に狩猟によるものです。
氷河期の終焉
氷河期の終焉により温暖化が進みました。その結果、雪が降り湿潤化が進みマンモスの食料である植物が減っていって行きました。
この結果、マンモスの飢餓が進んでいき絶滅に至ったされています。
人による狩猟
マンモスは1回の出産で1頭ほどしか生まれなかったとされています。よって元々が強い種とは言えません。
そこに人がマンモスを狩って行く事により個体数が減って行き絶滅に至ったとされています。
その他
その他にも様々な説があります。伝染病や超新星爆発や嵐やウィルスなどです。
どれも発掘されたマンモスの化石を調査した際に提議された説となっています。
simacatから一言
実はマンモスの目撃証言が何件かあります。現在ではUMA扱いとなっていますが実際に生きていたら良いですね。
また、最近では化石からDNAサンプルを収集してクローンを作る研究などもされています。映画ジェラシックパークみたいです。
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