お仕事の醍醐味とは?!本当の面白さや真髄?!お仕事での醍醐味の見つけ方?!
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はじめに
「醍醐味」という言葉を耳にします。
なにやら良さそうな言葉です。
「お仕事の醍醐味」を味わってしまうと、お仕事を前向きに取り組めるようになります。
頑張ったお仕事で「醍醐味」を味わえるなら、確かに次のお仕事でも「醍醐味」を味わいたくなります。
今回は「醍醐味とは?」と「お仕事での醍醐味の見つけ方」について触れたいと思います。
お仕事での「醍醐味」はもちろんですが、プライベートでもたくさんの「醍醐味」を持つと、それだけ多くの楽しみが増える事となります。
醍醐味とは
「醍醐味」とは、「本当の面白さ」「真髄」などという意味になります。
「醍醐味」の「味」は「アジ」なので、「醍醐味」を感じた時は、「味わう」となります。
「醍醐味」の「醍醐」は、もともと仏教でのミルクを精製する過程を「5段階であらわした言葉」の一つでした。
この5段階とは、1段目の「乳(ニュウ)」から、「酪(ラク)」「生蘇(ショウソ)」「熟蘇(ジュクソ)」、そして5段階目の「醍醐(ダイゴ)」となります。
「醍醐」は「一番上質な状態」となり、これに「味」が加わり「醍醐味」となり、「一番上質な味わい」という意味になっています。
したがって、「美味しい食べ物」に対しても、「醍醐味」を利用する事もできますが、現在ではほとんど、「本当の面白さ」や「真髄」などの意味で使用されています。
これは、お仕事でも趣味でも、体験をする事で「本当の面白さ」や「真髄」を知ってしまった状態となります。
ちなみに、「醍醐味」と同じような意味で「やりがい」という言葉があります。
「やりがい」とは、ある事柄に対して、「手応え」や「満たされる気持ち」などの「価値」を感じる事となります。
「醍醐味」も「やりがい」も、「何かをおこなう時の動機」になる為、なんとなく同じ意味のように感じます。
「やりがい」により、「手応え」や「満たされる気持ち」などの「価値」を感じます。
この「価値」に「醍醐味」を感じる人はいると思います。
しかし、「やりがい」とは、このように「行動によって生まれる物」となります。
一方、「醍醐味」とは、単純に「本当の面白さ」や「真髄」を感じる気持ちとなります。
行動の動機としては、どちらを使用しても良いと思いますが、「何かをおこなって得る」という事が「やりがい」との違いとなります。
お仕事での醍醐味の見つけ方
「お仕事での醍醐味」というと、なにやら「重い事」のように感じてしまいます。
確かに、「醍醐味」は「自分の好み」となるので、「見つける事」は難しいかも知れません。
しかし、逆に「自分の好み」なので、1「自分にしか分からない事」となります。
「醍醐味」を見つける時、気をつけたい点があります。
それは、「他人の意見はアテにしない事」です。
「醍醐味」は、「自分にしか分からない事」なので、「他人の意見をアテにしても意味がない事だから」となります。
確かに、「美味しい物を食べる事が醍醐味」など、「お仕事と無関係な事」だと気が引けるかも知れません。
また、「他人に否定」されてしまうと、「自分の考えが間違っているのかも」と思うかも知れません。
とはいえ、「自分の好み」は、「自分にしか分からない事」なので、何を言われても仕方がありません。
「醍醐味」は、「他人の意見はアテにならない」事となります。
それでは、「醍醐味の見つけ方」となります。
「醍醐味」は「本当の面白さ」や「真髄」です。
これは、自分で体験をしないと知る事ができません。
したがって、基本的には「何でもやってみる事」が重要となります。
その体験の中で、「感じが良いと思った事」「嬉しかった事」「気持ちが良かった事」を「醍醐味」として、記憶するようにしてください。
「醍醐味ノート」などを作り、記録しておくのも楽しいと思います。
「醍醐味」はいくつあっても、害のある物ではありません。
したがって、多くの「醍醐味」を見つけられるように、「感じが良いと思った事」「嬉しかった事」「気持ちが良かった事」に敏感になるようにしてください。
とはいえ、「何も思いつかない」という人もいるかも知れません。
それならば、「醍醐味のネタ探しの例」を挙げます。
- 上司や先輩に聞く
- 失敗した事や成功した事を考える
- 自分が興味を持てる事を考える
- 自分ができる事を考える
- 自分が大切にしている事を考える
- 自分が正しいと思っている事を考える
このネタの中から、行動可能な事を見つけ、実際におこない、「感じが良いと思った事」「嬉しかった事」「気持ちが良かった事」を見つけてください。
「上司や先輩に聞く」について、補足があります。
上司や先輩に聞いても、「ピンとこない」事があります。
前述の通り、「他人の意見はアテにしない事」に反しているので、「ピンとこない」のは当たり前なのかも知れません。
そして、時々この「ピンとこない」事柄を無理に「醍醐味」にしようとする人がいます。
結論から言うと、無理に「醍醐味」にしようとしても、「醍醐味」になる事はありません。
この場合、「ピンとこない」事は、とりあえず「お仕事の目標」としてください。
この「お仕事の目標」にむけて行動をしている中で、「感じが良いと思った事」「嬉しかった事」「気持ちが良かった事」を見つけるようにしてください。
「自分のお仕事の醍醐味」なので、無理に難しく考える必要はありません。
あくまでも「自分が醍醐味と感じられる事柄である事」だけを意識して、見つけて頂きたいと思います。
simacatより一言
「醍醐味」は、色々なお仕事を経験していくに従って、変化をしていきます。
前述の「醍醐味ノート」を作っていると、過去を振り返れて、面白いと思います。
わたくしごとで恐縮ですが、時々、若い人に「お仕事の醍醐味はなんですか?」と聞かれる事があります。
自分が同じくらいの若い頃は「一つ一つのお仕事を無事に終わらせる事」でしたので、そのように答えるようにしています。
しかし本心は、「財産が増える事」です。
何やら、守銭奴のようですね。
誤解を招いてはいけないので、補足させて頂きます。
「財産」とは、「お金やそれに代わる物」ばかりではありません。
「技術」や「知識」、そして「人」も「自分の財産になる物」と考えています。
それらが増える事が、現在の「お仕事の醍醐味」となっています。
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