集中ができない?!集中を維持する為の工夫とは?!無理をしても集中力は上がりません?!
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はじめに
お仕事には「集中」が必要な時があります。
これは、純粋に「お仕事を終わらせる為に必要」という事でもあるのですが、「お仕事の完成度を上げる」という考えにも、必要となる為です。
とはいえ、なかなか「集中する事」を難しく感じる人もいると思います。
今回は「集中とは」と「集中を維持する為の工夫」について触れたいと思います。
「集中する事」も大切なのですが、無理やりおこなっても、「集中」をする事はできません。
「自分のやり方」を知り、「自分のペース」で「集中を維持する方法」を身につけて頂きたいと思います。
集中とは
お仕事での「集中」とは、「意識を特定の事柄や特定の物事にかたむける事」となります。
そして、この「集中」を維持する力が、「集中力」となります。
ちなみに「集中」ができていない状態を「散漫」と言います。
例えば、「注意力が散漫になる」など、耳にした事があると思います。
「集中」を考える時、同時に「散漫」についても、考える必要があります。
お仕事では、「考えなくてはいけない事柄」や「行動しなくてはいけない事柄」を続ける必要があります。
しかし「散漫な状態」になると、「集中力が切れている状態」となり、これらの事柄を続ける事が難しくなってしまいます。
その結果、「お仕事が終わらない可能性」「不足がでる可能性」「間違いが発生する可能性」が高くなります。
一言で言ってしまうと、「お仕事が失敗する可能性が高くなる」という事となります。
ただし、「お仕事が失敗する可能性が高くなる」のですが、本当に「失敗」をするのかは、分かりません。
「散漫な状態」でも、お仕事が無事に終わる可能性もあるからとなります。
したがって、「散漫な状態」は、「お仕事の成果」としては不安があるのですが、それほど深刻な問題とは言い切れません。
むしろ、「散漫な状態」で心配されるのは、「気持ちの問題」となります。
「集中」が維持できず、「散漫な状態」になる事により、「時間の経過」を遅く感じます。
そのあいだ、「お仕事について考えなくてはいけない」「手を動かさなければいけない」などで、「苦痛」を感じ、それが続く事となります。
そして、「苦痛から解放されたいと考える気持ち」と「終わらせなくてはいけないという気持ち」が生まれ、この「気持ち」でさらに「散漫」となり、「苦痛」が増える事となります。
このように「苦痛」が増え続ける事により、「気持ちへの負担」が、大きな物になっていきます。
これだけの「苦痛」を感じてしまう事により、「苦手」という意識も感じる事となります。
しかし、ここで勘違いが生まれています。
本来、「苦手」なのは「苦痛」であり、「気持ちへの負担」となっているのは、「散漫な状態」です。
しかし、この「散漫な状態」になるキッカケとなっているのが、「集中」となっているので、「集中する事が苦手」と考えられてしまいます。
まずは、この「勘違い」を正し、「集中」に対する意識を変えて頂きたいと思います。
「集中」をする事は、「気持ちの問題への対策」となります。
「集中を維持する力」である「集中力」を身につける事は、「散漫な状態になる対策」になると考えて頂きたいと思います。
集中を維持する為の工夫
「集中を維持する為の工夫」についてとなります。
今現在、「集中力がない」という人は、「集中している状態」を知る必要がある為、はじめに「集中している状態の例」を挙げます。
- まわりの状態が全く気にならない
- 時間の経過が全く気にならない
- ひとつの事だけを考え、おこなっている
これらが「集中している状態」となります。
よく「集中する事」で、「お仕事が早く終わる」「お仕事の品質が良くなる」という人がいます。
これは「集中する事」で、「その人が持っている能力が十分に発揮されている為」となります。
そして、この「集中している状態の例」でお気づきの人もいると思いますが、これは「楽しい事」や「興味のある事」をしている状態となります。
友人との会話やゲームなどで、このような体験をしている人は珍しくないと思います。
したがって、「集中は誰にでもできる事」となります。
誰でも「集中」をする事はできるのですが、特にお仕事では、「維持する事が難しい」と感じていると思います。
次は、「集中を維持する為の工夫の例」を挙げます。
- 同時に複数の事を考えない、おこなわない
- やるべき事柄をできるだけ小さくする
- こまめに休憩をとる
- 自分のコンディションを整えておく
これらについて、掘り下げます。
同時に複数の事を考えない、おこなわない
「ながら作業」などと言われる物です。
「集中」とは、「意識を特定の事柄や特定の物事にかたむける事」となります。
したがって、考える事やおこなう事が特定できていないと、「集中する事」ができません。
もし、「ながら作業」が癖となっている場合、「集中を維持させる」為には、この癖を取り除く必要があります。
ただし、「ながら作業」でも「集中」が続けられる人は存在します。
そのような人は、無理にこの癖を取り除く必要はありません。
「集中が切れた」と感じた場合に限り、「ながら作業」をやめるようにしてください。
やるべき事柄をできるだけ小さくする
「やるべき事」があるのに「集中が維持できない」場合、それは「自分の能力を超えている可能性」があります。
このような時は、「やるべき事の細分化」をおこなってください。
「細分化」をする事により、「自分の能力」におさまる為、「集中を維持する事」ができるようになります。
なお、「どれくらいまで細分化するのか?」となりますが、これは人それぞれとなります。
慣れるまでは、できるだけ「細分化」をおこない、「集中を維持する練習」をおこなってください。
こまめに休憩をとる
「集中」をしていると、「疲労」に気づく事ができなくなります。
気づく事ができないという事は、気がついたら「集中できない状態」になっています。
もちろん、気がついたら休憩を挟み、「疲労の回復」ができれば問題はありません。
しかし、「集中の維持」を考える時は、定期的に休憩を挟む事が重要となります。
時間で区切って、積極的に休憩を挟む事で、「集中を維持する」事ができるようになります。
自分のコンディションを整えておく
これは、「体と心の状態」となります。
どんなに「集中力」がある人でも、「体調不良の時」や「心配事がある時」などは、「集中を維持する事」が難しくなります。
お仕事をする時は、できる限り「良いコンディション」を意識するようにしてください。
なお、「悪いコンディション」の時となりますが、この時は「無理をしない事」を意識してください。
そして、「悪いコンディション」が「集中が維持できない理由」と考えてください。
時々、「自分の能力不足」と考えてしまう人がいます。
このように考えてしまうと、心の状態がさらに「悪いコンディション」となってしまいます。
「悪いコンディション」である事を認めて、焦らずに「良いコンディション」を目指すようにしてください。
最後に
「集中の維持」は、焦らずにできる事からおこなってください。
そして、慣れるまでは「短時間の集中」を心掛けてください。
急に長時間の集中をすると、「疲労」が大きくなります。
この点には、注意が必要となります。
simacatより一言
「集中力」が切れている時は、本当に時間が長く感じます。
このように感じた時は、5分ほど「気分転換」をおこなってください。
これは、「他の事や余計な事を考える」、「無心になる」などがあります。
ストレッチや散歩など、少し体を動かすと、血の巡りが良くなるので、頭がスッキリします。
「集中力が切れた」と感じた時は、「休憩のサイン」と考えて、「気分転換」をおこなってください。
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