【ざっくり解説】プロパガンダとは?!プロパガンダに踊らされない為のコツとは常に疑う事?!
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はじめに
「プロパガンダ」という言葉を耳にした事はないでしょうか?
第2次世界大戦時、ナチス・ドイツにより「大衆操作」に利用された事もあり、良いイメージを持つ人は少ないと思います。
今回は「プロパガンダ」について、ざっくり解説を致します。
「プロパガンダとは、どういう物なのか?」「プロパガンダに踊らされない為のコツとは?」について触れたいと思います。
プロパガンダとは
「プロパガンダ」とは、「政治的宣伝」という意味で使用されています。
もともとは英語の「Propaganda(プロパガンダ)」で、直訳すると「宣伝」となります。
「宣伝」とは、「大衆に説明し、理解をさせ、広めていく事」という意味になります。
ちなみに「宣伝」から逆に英語に翻訳すると、「Publicity(パブリシティ)」が結果として表示されますが、こちらは「報道」という意味合いが強いようです。
また、「宣伝」と聞くと、「広告」を連想する人もいると思いますが、英語に翻訳すると「Advertisement(アドバタイズメント)」となります。
「プロパガンダ」は、もともと「宣伝」という意味なのですが、この「宣伝」という行為そのものが、「大衆を意図した考えに仕向けようとする行為」となります。
ここからは、かなり極端なお話しとなります。
人は見たり聞いたりする事で、情報を得ます。
そして、その情報をもとに、考えや行動を決めていきます。
様々な情報があれば、様々な情報の中から、「自分が正しいと思う事」を取り入れ、考えや行動を決める材料とします。
しかし、「自分が正しいと思う情報」もしくは「自分が間違っていると思う情報」の、どちらか一つしかない時、「情報の選択肢」を持つ事ができません。
「情報の選択肢がない」という事は、その情報のみで、考えや行動を決める事となります。
それが、大衆全体に対しておこなわれた時、「大衆の全員が同じ考えや行動をする」事となります。
情報ひとつで、「大衆の全員が同じ考えや行動をする」ならば、コントロールが楽になります。
ある事柄に対して、情報が「良い」と訴えるなら、その事を「すべての大衆が良い」と考えます。
ある事柄に対して、情報が「悪い」と訴えるなら、その事を「すべての大衆が悪い」と考えます。
これを「思想統制」と言いますが、これが「宣伝の効果」となります。
極端なお話しとなりますので、当然、大衆全員が同じ考えや行動をするとは限りません。
しかし、この大衆の内の多数に「宣伝の効果」があれば、「プロパガンダ」は成功と言えます。
そして、「政治的宣伝」の意味となります。
「政治的宣伝」とは、「宗教的思想や主義」「社会的思想や主義」を「刷り込む活動」となります。
「政治」とは、「国を治める活動」という理解でも良いですし、「社会的集団や宗教的集団を治める活動」という理解でも構いません。
「政治的宣伝」とは、「情報操作」「情報統制」などにより、「政治をおこなうために都合の良い情報だけを宣伝する事」となります。
「プロパガンダ」は、強制的に押しつけられる情報ではありません。
しかし、大衆が「耳にする情報」「目にする情報」の全てが「プロパガンダ」の時、知らない間に「刷り込み」がおこなわれ、「思想統制」がおこなわれる事となります。
ちなみに、「扇動」という物があり、これは「人の気持ちをあおり、行動を起こさせるキッカケにさせる行為」となります。
「プロパガンダ」による「思想統制」が下地にある時、大衆への「扇動の効果」はより大きな物となります。
プロパガンダに踊らされない為のコツとは?
「プロパガンダに踊らされない為のコツ」となります。
その前に、「プロパガンダに踊らされるとは?」となります。
「プロパガンダ」は特別に悪い事ではありません。
これは、純粋に「政治をやりやすくする為の宣伝」となる為です。
とはいえ、「政治をおこなうために都合の良い情報」となるように、「表現の配慮」という形で、「情報操作」がおこなわれています。
例えとして、極端な架空のお話しをします。
自国とある国で「武力による衝突」が発生したとします。
しかし、「プロパガンダ」にて、この「武力による衝突」は「テロ行為の撲滅の為の行動」とし、あくまでも「平和維持が目的である事」が強調されました。
しかし、実際には、ある国からの「物理的な被害」は何も被っていません。
ただ、「調和を乱している」「今後、何をするか分からない」など、連日「操作された情報」が「プロパガンダ」により、発信されていました。
この時、「どのような理由であっても、武力による衝突は避けるべき」と考える人がいました。
しかし、連日の「プロパガンダ」により、「テロ行為の撲滅」ならば、「武力による鎮圧は止むを得ない」と考え方が変わってしまったとします。
これが、「プロパガンダの効果」となり、こうして「武力による衝突の支持者を増やしていく事」が「プロパガンダの目的」となります。
この「プロパガンダの効果」により、情報を信じ、考え方を変えられ、「政治に利用される事」が「プロパガンダに踊らされる」という事となります。
このような例え話しをすると、「プロパガンダを信じてしまった人が悪い」「自分は絶対に信じない」などと思う人がいますが、「情報の選択肢」がないと、このような考え方となります。
ただし、「プロパガンダを信じる人が悪い」というのは誤りです。
仮に「プロパガンダ」を信じてしまっても、それは「仕方がない事」で、その為に「プロパガンダ」があり、それが利用されています。
そして「プロパガンダに踊らされないコツ」となりますが、「情報を疑う事」となります。
まず、「プロパガンダ」は、「情報操作」「情報統制」がおこなわれている状態となります。
したがって、情報に「偏り」がある時、それは「疑うべき情報」となります。
例えば、「自分の国」と「他の国(他国)」で、モメ事が起きているとします。
この時、「自分の国に都合の良い情報しかない」場合は、「都合の悪い情報が何故ないのか?」を考える事となります。
具体的には、「自国のニュース」と「国外(他国)のニュース」を確認して、「どのように伝えられているのか?」を比較する事となります。
最近では、「国外のニュース」でも、翻訳されている物が多いので、読む事にそれほど困る事はありません。
「自国」と「他国」のそれぞれの国にとって、「都合の良い情報」と「都合の悪い情報」を知り、その情報をもとに自分で考える事が、「プロパガンダを信じないコツ」となります。
simacatより一言
「プロパガンダ」についてのざっくり解説でした。
怪しんでしまうと、キリがないのも事実です。
また、ニュースのお話しをしましたが、国内の新聞社も、それぞれに偏りがあります。
とはいえ、なにか情報を耳にするたびに、「確認」だ「根拠」だというのも疲れるお話しです。
したがって、「基本的には信じない」という気持ちでいれば、楽だと思います。
もちろん、人のお話しをすべて「信じません」と言って、突っぱねるという事ではありません。
人のお話しを聞いても良いのですが、それを「根拠もなく、自分の考えの材料にしない」という事です。
逆に、「自分の考えの材料にしない」のであれば、「うわさ話」も冗談として受け止めても良いかと思います。
ただし、悪口や人を批判する事柄に対しては、「苦手なお話しだから」と言って、突っぱねてもよろしいかと思います。
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