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うつ病の投薬治療の減薬・断薬が辛い?!減薬・断薬時の辛さをお話します!!

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3196 うつ病
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うつ病の投薬治療の減薬・断薬が辛い?!減薬・断薬時の辛さをお話します!!

はじめに

うつ病となり、心療内科へ通院をする事となり、投薬治療が開始となります。

心療内科の先生の指示の元、薬を飲みながら日常生活を送れる様になると、徐々に薬を減らしていき、薬に頼らなくても正常な生活を送れる様にしていきます。

やり方は心療内科の先生により様々ですので、その方法について触れる事は致しません。

しかし、薬を減らす事で、うつ病の症状が戻ってしまう事もあります。

減薬や断薬は、心療内科の先生と上手にコミュニケーションを取りながら、無理をしない範囲で行う必要があります。

減薬・断薬とは

うつ病を患っている方にはお馴染みの言葉ですが、「減薬・断薬」とは薬を減らしたり止めたりする事です。

例えば風邪を引いた時、風邪の症状と併せてお腹が下ってしまうとします。

その様な時は内科を受診して「感冒薬」と「整腸剤と下痢止め」を処方して頂きます。

薬を飲み始める事で、風邪の症状は残っていますが、お腹の調子は戻ったとします。

その場合、「感冒薬」のみを飲み続け、「整腸剤と下痢止め」は飲む事を止めます。

これが「減薬」です。

もちちろん「下痢止め」だけを止めるのも「減薬」となります。

風邪の症状が治れば全ての薬を止めます。

これを「断薬」と言います。

風邪と違い、うつ病の症状がなくなるまでは、凄く長い時間を必要とします。

そして、うつ病の投薬には「抗うつ薬」「抗不安薬」「睡眠薬」と併せて処方される事が多くあります。

どれも脳に対して効果のある薬の為、依存性が高くなりますので、薬の量や種類を削っていく「減薬」は非常に難しい事なのです。

減薬・断薬が出来る事は嬉しい

投薬治療により生活が安定してゆき、心療内科の診察時間も毎回5分ほどが続くと、「そろそろ薬を減らして行こうか」というお話しを頂きます。

薬に依存しないと、生活ができない事に対する不安はありますし、毎日薬を飲むのも面倒なので、薬から開放される事を嬉しく感じ、薬から開放されれば元の自分に戻れると思うと気持ちも少し楽になるのです。

実際に行うと辛い過去が蘇る

心療内科の先生の指示で、複数種類の薬を少しずつ減らしていく形で、減薬が始まります。

初めは、抗うつ薬を毎日2錠の所を1日おきに1錠とします。(2錠・1錠・2錠・・・)

抗うつ薬は、薬の効果が出るまでに、2週間ほどかかると言われています。

従って、抗うつ薬の効果が抜けるまでも、それ位の期間が必要と思われるかも知れませんが、翌日から何となく不安感を感じ出し、うつ病と診断された頃の自分が蘇ってきます。

人によっては、頭痛や胃痛も出てきます。

そして、何とも言えない不安感や無気力の感覚、周りに恐怖を感じ始めます。

「たった1日で?」と思う事なく、自分のダメさ加減に嘆く事となります。

減薬した状態に慣れるまで、まだ数ヶ月を必要とします。

この状態で今後も生活を送る事ができるのか?、本当に断薬はできるのか?、全てが不安に感じます。

うつ病の主な症状なのですが、不安が不安を呼び、そして恐怖となっていきます。

そして、自分の存在を否定したい気落ちでいっぱいとなってしまいます。

そして減薬を中止する

この様な状態となった時は、一刻も早く心療内科の先生にお話ししましょう。

即刻、減薬は中止となります。

減薬が中止された事により、「減薬でダメなら断薬はできない。一生薬に頼った生活を送らなくてはいけないのか?」と思い、この先について不安になる事もあるかと思います。

しかし、今を何とかしないと、この先はありません。

薬を元に戻すと、少し前向きに考えられる様になります。

先行きの不安を感じる

うつ病の薬はもちろん、精神系に効く薬は、体に良い影響を与える事はありません。

飲み続ける事により、体は蝕まれていきます。

しかし、止めてしまうと心が蝕まれていきます。

なぜ、こんな状態になってしまったのだろうと考えます。

そして不安となり、自分を否定する考えを持つ様になります。

長い期間、安定をした生活ができていたのに、「減薬」の失敗で非常に落ち込むかも知れません。

しかし、うつ病は治るのに時間のかかる病気です。

「減薬」の失敗も長い時間の一部だと思う事が大切ですし、何よりも経験ができた事が一番重要ななのです。

勝手に断薬をしてしまう人へ

うつ病の人の怖い所でもあるのですが、心療内科の先生の言う事を聞かずに、薬を止めてしまう人がいます。

それで生活が出来るのであれば、問題はありません。

しかし、究極に追い込まれて、心療内科に出戻って大泣きをされる人が多いそうです。

精神系の病気は、治る事は難しいのです。

面倒でも最低限の事をしていかないと、生活を送れません。

従って、最低限の事として「心療内科へ行って、薬をしっかりと飲む」ようにして下さい。

勝手に薬を止めて、落ち込んで、自分を責めて、その繰り返しでは辛い思いをする分、損をしています。

「心療内科へ行って、薬をしっかりと飲む」事で、少しは辛さが和らぎます。

simacatから一言

うつ病歴の長い方には「勝手に断薬をする方」もいれば、「勝手に薬を変える方」もいます。

「勝手に薬を変える方」とは?と思われるかも知れませんが、ネットの書き込みで薬を調べて、ネットで注文をするのです。

薬事法などの事は置いておいて、この行為は非常に危険です。

精神系の薬は脳への刺激をコントロールする物です。

従って、年齢や体重や副作用などを勘案して、精神科の医師は処方を考えています。

素人が勝手に決めて、飲んで良い物ではありません。

これをお読みになった「勝手に薬を変える方」は、心療内科の診察を受け、正しい薬を処方して頂いて下さい。

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